こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ウクライナ危機ってなに?なんで戦争するの?という方へ向けて記事を書きました。
現在、ロシアとNATOがウクライナで戦争を始める可能性が高まっています。これを受けて、2月11日に米国と日本はウクライナから退去勧告を出しました。
今回では、ロシアがウクライナへ侵入しようとしているその理由について詳しく解説します。
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ウクライナについて
ウクライナはロシアと隣接する国で旧ソ連の一部でした。そのため、ロシアとは文化的、社会的に繋がりが深く、ロシア語も広い地域で使用されています。

地図の薄いグリーンに位置する半島は『クリミア半島です』
クリミア併合
クリミア併合はロシアの領土拡大を意味しています。旧ソ連崩壊以降に初となるロシア連邦の領土拡大となりました。
冬季オリンピックのソチ5輪が閉幕直後となる、2014年の2月23日にクリミア半島を国土としているウクライナのヤヌコヴィッチ政権(親ロシア派)が崩壊したことを受け、ロシアがクリミアの駐留軍を増強しウクライナ軍に投降を求めました。
3月16日にロシア編入を問う住民投票が行われ、クリミアの独立宣言を経てロシア編入となりました。
ウクライナ危機って何?
端的に言ってしまうと、ロシアとNATOがウクライナで大規模な戦争をする可能性が高まっていることをウクライナ危機と言います。
NATOとは
NATO(北大西洋条約機構)とは1949年に旧ソ連の軍事的脅威に対抗するために設立された組織です。当初は12ヶ国しかなかった加盟国が30ヶ国までに広がり、その中には旧ソ連のバルト三国である、エストニア、ラドビア、リトアニアが含まれています。これに対してロシアは東方不拡大を要求しています。

ロシアがウクライナへ侵入する理由
- NATOの加盟国増加に伴う脅威から、自国の領土を守りたい
- プーチン大統領の支持率を回復させたい
ロシアの思惑
プーチン大統領はクリミア併合以降、旧ソ連時代に入っていた領土であるウクライナを取り戻し、支持率の回復を図りたいと考えています。
現在もロシアがウクライナ国境沿いに10万人規模の軍を配備しています。
ロシアはバルト三国がNATO入りしたこともあり、ただでさえNATOによる脅威が迫って来た中、ロシアに隣接するウクライナまでNATOへ加盟してしまうと、更に脅威が増してしまうように感じます。
そのため、ロシアはNATOに対しウクライナを非加盟国とするよう迫っていました。しかし、NATOは主権の問題であることを理由に断っています。
NATOの考え
クリミア半島がロシアに併合されたことがあり、ロシアの脅威が増しています。そのため、ウクライナを簡単に非加盟国とする事が出来ません。そして、クリミア半島の領土を取られたウクライナにとってはロシアの脅威からNATOに加盟したい要望が強くなっています。
ウクライナを将来加盟国とした理由
NATOは2008年にウクライナの希望により、将来の加盟国入りを約束していました。加盟国入りしていない理由は、ウクライナ国民がNATO加盟へ支持していないからです。
しかし、ウクライナはかねてからロシアと紛争が続いています。クリミア併合を受け、直ぐにでもNATOへ加盟したいと考えています。
NATOの本音は?
NATOの本音はウクライナの加盟は先延ばししたいのでは?と思ってしまいます。
それは、NATOはロシアと戦争したくないからです。NATO加盟国が他国から軍事的攻撃を受けた時、NATOが対抗しなければいけません。つまり、ウクライナは戦争する可能性が極めて高い現在、NATOへ正式に加入となると戦争を引き起こすリスクを引き上げることになるからです。
次になぜロシアとの戦争を避けたいのか?という疑問がありますがそれは次の記事で記載します。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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