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プーチンの演説で透けるロシアのトラウマ

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こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ぜんきち"
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プーチン大統領の演説で国民に侵攻の正当性をどう説明したの?という疑問がある方へ向けて記事を書きました。

ロシアによるウクライナ侵攻は日本の報道を見る限り少々強引な気がします。しかし、あまり報道されていないロシア側から見ると”そういう感情”に至る事が理解できます。

今回の記事は、ロシアの歴史を紐解いてウクライナ侵略におけるロシア側の恐怖心ついて解説します。

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Check Point
  • ロシアは20世紀の戦争で”被害者意識の塊”となった
  • 独ソ戦争では日本の9倍となる人の命が亡くなりました
  • NATOによる東方不拡大は拘束力がある合意ではなかった
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難解なプーチンの演説

演説内容主旨

  • 30年間に渡り安全保障の原則について試みてきたが、NATOは東方への拡大を進めた。その理由は、ソ連が弱体化し崩壊したからであり、古い条約や合意が有効でなくなったため、他国から軽率な行動をとられるようになってしまった。
  • 2021年末にアメリカと東方不拡大の合意を試みたが失敗に終わった。
  • この後の展開を考えると、過去に宣戦布告なしドイツから侵攻された事が再度起きる恐れがある。この多大な犠牲を被る失敗を再び起こすことは許されない。
  • ロシアに希望を持つドンバスに存在する100万人の人々への大量虐殺を止めなければいけない。ドンバスの人民共和国の独立を認めたのはこうした背景からある。
  • ウクライナはドンバスの独立を認めず、故ヒトラーが行ったような残虐な事を行うであろう。それは時間の問題で、ドンバズは助けを求めている。
  • 私は特別な軍事作戦の実行を決断した。目的はキエフ政権(ウクライナ)によって8年間虐げられてきた市民の保護。そして、ウクライナの非軍事化に努める。これは、ウクライナ領土の占領は計画していない

ロシア国民の反応

プーチン大統領の演説では、大国であるロシアが”西からの脅威”に怯えている印象がありました。ロシア国民以外であると、ロシアが歩んできた歴史を知らないために「広大な面積を誇るロシアがなぜ脅威を感じているんだ?」とかロシアに対して“強引で野蛮な印象”を持ってしまいます。

そして、この演説でロシア国民はプーチンに同感して、平和維持活動での進軍(ウクライナ侵攻)を歓迎しています。国民が歓迎するという事は、プーチン氏だけの感情では無いという事を裏付けています。

そして、開戦前のロシアの世論調査ではウクライナ情勢で緊張を高めたのは原因は、アメリカやNATOが60%、ロシアは3%にとどまっています。これにはロシアは一定の情報規制があるものの、ロシアには他国で理解されていない恐怖心があります。

ロシア 最新世論調査 “予想外だった”戦争

ロシアの歴史を学べば、我々とロシア国民との間に大きな認識のズレが分かり、プーチンの演説を違った思いで理解が出来るはずです。ここでは、ロシアの歴史を簡単におさらいして、なぜ西に脅威を抱いているのか解説します。

我々が抱くロシアのイメージは、2014年にクリミア侵攻があってから『侵略的な国家』という印象しかありませんが、ロシアの主張は「過去に我々が西ヨーロッパにやられた事をしているだけだ」と言っています。ロシアは一体、何を他国からされてこのような感情を持つようになったのでしょうか?

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ロシアの歴史

ロシアの戦争被害者の数は他国と比べ物にならない多くの死者が出ました。この戦争では自国領における侵攻が主な被害を被りました。

戦争の被害
  • フランス侵攻(1812)
    モスクワ陥落
  • ドイツ戦争(1914)
    長期の戦闘となり、”国家財政”及び”生活水準悪化”
  • 各国からの侵攻
    内戦で弱まった所に、ドイツ、トルコ、日本から攻められる
  • 独ソ戦(第二次世界大戦)(1941)
    死者が2,700万人
    ※日本の死者が約300万人(民間人含む)

フランスのロシア侵攻

1812年にナポレオン率いる60万人の大群で侵攻を始め、モスクワを陥落(当時首都はサンクトペテルブルク)モスクワ一帯が焼け野原になる凄惨たる戦場となりました。ロシアでは“祖国戦争”と呼ばれ、国を守った“聖戦”とされています。

ドイツとの長い戦争

1914年(第一次世界大戦)にフランスの要請を受けてドイツへ攻撃を仕掛けるも、ロシア軍は壊滅状態となります。

翌年にドイツ軍の攻勢が始まり、ロシアの“国家財政”及び国民生活は急激に悪化してしまいます。ロシア国民の不満が高まったロシアでは1917年に革命が起きます。

ロシア内戦

1917~1922年にかけて、“赤軍”“白軍”に分けた内戦が始まります。この内戦では約1,000万人が亡くなり、700万人の子供が親を失います。更に、農地が壊滅状態となり、1921年にヴォルガ川沿岸地方の飢饉が発生し約500万人が死亡しています。

各国からの侵攻

内戦により弱まったロシアに対して、各国から侵攻が起こります。ドイツはウクライナ、ベラルーシ、ラトビア、エストニアを占領トルコはカフカス地方に侵攻日本からはウラジオストックへ侵攻が始まりました。

第二次世界大戦(独ソ戦)

1941年にドイツからヒトラー率いる330万人がソ連領土に侵攻します。これは“独ソ不可侵条約”を破っての侵攻となります。第二次世界大戦のロシアの死者は約2,700万人にものぼりました。日本の死者が約300万人だったことから、この被害が凄惨極まりない事が理解できます。

この大戦で、特に被害が大きかったのがモスクワでの攻防となります。この都市の攻防でドイツ軍と700万人がぶつかり合い、両国合わせて約250万人が亡くなりました。この都市の被害だけで、日本の死者数に近い人数となる事から、この争いの激しさを表しています。

ソ連の被害は約2億人の人口が1憶6,240万人に減少し、この内、約260万人が体に障害を残してしまいました。

戦争の教訓
  • 強いリーダー
  • 強い軍
  • 緩衝地帯

ロシアのトラウマ

第二次世界大戦におけるドイツとの戦いは、どちらかが絶滅するまで繰り広げられる凄惨極まりない戦争となりました。この戦争を“大祖国戦争”としてロシア国民の心に残ります。

この戦争での戦死者は日本の約9倍にものぼり、1,710の町、7万の村が破壊され、3万1,859の工場、1,135の鉱山が壊滅、6万5000kmの鉄道が破壊されました。この戦争により、国富の1/3が失われたと言われています。

ドイツの敗戦から、ベラルーシやウクライナが緩衝地帯として残り、ロシア国民のトラウマとして、国土が侵略され続けた事、国民が虐殺され苦しんだ事が心に刻まれます。特にドイツがウクライナのキエフを占領し、軍の拠点としてソ連が責められていた経験から、ウクライナが超えてはいけない一線と言われています。

NATOの東方拡大

NATO加盟国増加がロシアを刺激したと言われても仕方がないと言えそうです。

出典:外務省

このキャプチャーは外務省HPから引用させていただきました。この29ヶ国に2017年にモンテネグロが加盟して、30ヶ国へ増加しました。

創設当初の12ヶ国から18ヶ国の増加となり、ロシアの言う東方不拡大の約束は破られたと言われたら頷けます。そして、それはロシア側から見ると脅威が増しているように感じます。

NATO不拡大の約束

しかしながら、この約束は1990年に米国ベイカー国務長官よりゴルバチョフ書記長への口頭による発言にととどまりました。つまり、文章の取り交わしによる拘束力ある合意が行われていませんでした。

まとめ

20世紀はロシアが悲惨な事になっていた事は間違いありませんが、ロシアが取った行為は許される訳ではありません。一刻も早く戦争が収束する事を願います。

  • ロシアは20世紀の戦争で”被害者意識の塊”となった
  • 独ソ戦争では日本の9倍となる人の命が亡くなりました
  • NATOによる東方不拡大は拘束力がある合意ではなかった

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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!

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