こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

“ウクライナ戦争”に発展するとどうなるの?という疑問がある方へ向けて記事を書きました。
日本時間の24日正午にプーチン大統領による軍事作戦実施の発表がありました。以前の記事でロシアのウクライナ侵攻の可能性は低いと予想しましたが…見事に外れてしまいました。
戦争は起きて欲しくないという希望的な観測も少し混ざっており、今も、なるべく血を流すことなく、早急に収束する事を願っています。
今回の記事は、この侵略におけるロシアのロジックついて解説します。
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ロシアのロジック
ロシアは2月21日 ”ルガンスク人民共和国” 及び ”ドネツク人民共和国”と名乗る地域(ドンバス分離地域)を国家として承認し、安全保障条約を結びました。

ロシアはこれまで、ドンバス地域での戦闘行為はウクライナの内戦だったため、干渉してませんでした。しかし、今回の条約により、ウクライナ軍が同地域を攻撃した時には、正式な軍事行動をロシア国外、つまり、ウクライナ国内で行う事が可能となりました。
更に、2月24日の発表でロシアは現在の独立を宣言した地域以外にも軍事侵攻を行う可能性について言及しました。
街の中心部が前線に近い事もある事から戦線を拡大していく、つまり他の地域へどんどん侵食する事が考えられます。
今後のシナリオ
ロシアは現在、ウクライナ全土への侵攻について否定をしています。しかし、”悲観シナリオ”として、米戦略国際問題研究所(CSIS)が、ウクライナ全土へ侵攻した場合についてシナリオを発表しました。
フェーズ1

CSISによると、”ルガンスク州”と”ドネツク州”を制圧すると同時に、『北』からはキエフへ、『南』からはクリミア半島からへルソン側へ侵攻していき、ドニエプル川を境界にして東側を占領します。
フェーズ2

フェーズ1が終了後にロシアの戦意が高揚していれば、西へ侵攻していく可能性もあります。
ウクライナ軍約26万人とロシア軍約20万人の兵力が攻撃し合う、第二次世界大戦以来の重武装国家による大規模戦争が起こる可能性があります。
他国の動き
ウクライナ戦争へ発展しても、米国やNATOは『参戦しない』と見られています。特に米国は同盟国で無いウクライナに対して迂闊に手をだすと、核保有国であるロシアと事を構えることになります。
もし仮にそうなれば、第三次世界大戦へ発展する可能性が高いため、参戦リスクが大き過ぎます。
現時点での戦火

情報が錯綜しているため、真贋は不明ですが、昨晩で首都の「キエフ」を含む都市へ攻撃があり、民間人を含む137名が亡くなっています。
ロシア側もウクライナ軍司令部より50名が亡くなったと報じられました。
戦争の折り合い
では、現実的なシナリオはどうかと言うと、”ルガンスク人民共和国” ”ドネツク人民共和国” の国家承認とロシア軍の駐留が現実的となります。
ロシアにとって、ウクライナにいるロシア系の住民を救った事、将来の国土となる地域を獲得したことにより、一定の成果が得られたと見られ、プーチン大統領支持率が上昇します。
しかし、このシナリオとなったとしても、経済制裁の応酬は避けられません。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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