こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

トルコリラを長期投資でいいの?という疑問がある方へ向けて記事を書きました。
YouTubeで1/17に高橋ダンさんが『利上げが怖い、プロだけが知っている秘密の投資?』という動画を配信されていました。
この動画の中で、18:00以降にトルコ”リラ”について言及されております。投資アイディアを紹介されていました。
ただ、長期投資枠での投資と言っていたのが自分の意見と異なったので、なぜそう考えたのか解説します。
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動画のまとめ
18:30~:トルコリラについて言及されます。
28:30~:長期投資を進めています。
- 米国利上げの影響をトルコは受けにくい
- ドル対リラのチャートが落ち着いてきている
- 現在のトルコ政策金利14%に対し米国金利が0%である
- ドル売り、リラ買いで48.89のスワップ
- 少額、長期投資で試す投資アイディアである
トルコ『利下げ』で米国『利上げ』
高橋ダンさんは、内容の濃い動画配信でとても参考になります。しかし、今回の動画で気になる点があったので、トルコの現状を深堀してみたいと思います。
トルコの『利下げ』
トルコのエルドアン大統領は、2023年の再選に向けて、利下げの姿勢を崩していません。
トルコの金利は、同氏の方針から元々、19%あった金利を段階的に下げており、現在14%となります。

今後もこの傾向が1年以上続くことが予想できます。
世界の先進国が『利上げ』方針をとうるなか、トルコリラが『利下げ』となると、リラ安が一層進みます。
無視できないインフレ格差
トルコは新興国です。そのため他の新興国と同じようにインフレ率も先進国と比べ物にならないほど高いです。


直近で見ても、米国と比べて4~5倍のインフレ率がトルコにはあります。つまり、ドルに比べてリラの価値が減るスピードの方が速いと言えます。
そのため、リラの金利(スワップポイント)が多くなり、短期的な裁定取引で儲けることは出来ても、長期で見るとリラの価値が減っていくことから、長期投資では利益を得ることが非常に難しいと私は考えています。
- リラ買いの『金利』より、リラ『安』のスピードが速い
【理由】- 米国に比べ物にならないトルコの物価上昇
- 金融政策からリラ安が進行している
トルコのインフレ
トルコのインフレは20年ぶりのインフレと言われるくらい上昇が激しいです。トルコでは、商品の値段が一日で何度も貼り替わるようなインフレが起きています。
また、インフレの不満による暴動が一部で起こったと言われています。
このインフレの不満から2023年の大統領選では、エルドアン大統領の大敗が予想されています。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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