こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

EV市場ってどうなの??EV市場の関連企業が気になる方へ向けて記事を書きました。
1つ目の記事に書いたようにEV市場の拡大が約束されており、今『EV市場が熱い』です。
EV市場が拡大傾向という事は…関連企業についても業績が上がる事が期待されています。
今回はEV市場の “関連分野” について解説します。
EVについて記事を書いていたら、文が長くなりましたので、3つの記事に分割しました。
記事が、タメになったと思われたら、“SNS” や “リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。
EV関連の構造
EVを構成している主要な部品は、『バッテリー』と『インバーター』『モーター』です。エンジン系統が無いため、オイルなどの消耗品がなく、内燃機関をもつ自動車と比べてシンプルです。
バッテリーの素材
バッテリーの素材として用いられるのが『コバルト』『リチウム』です。
現在のリチウム採掘場は30~35程度であり、世界最大の産出国はオーストラリアで、その最大のお客さまは中国です。
コバルトについては産地はコンゴ共和国の1国に集中し、68%を占めています。

また、コバルトはニッケルや銅から製錬する事で、取り出すことが出来ます。国別の製錬グラフはこちらです。

中国に頼っています。なお、中国はリチウムイオン電池でも最大の製造を行いサプライチェーンを独占する国となっています。
コンゴ共和国は児童労働が横行しており、問題が生じています。そして、製錬では中国がその多くを占めています。こうした背景があり、コバルトを余り含まない “コバルトフリー電池” の量産に期待されています。
素材ETF
コバルトなどレアメタル関連のETFは(REMX)
リチウム電池は(LIT)
新型コロナウィルスの影響で、全ての需要が減少すると観測が出た時に一旦は落ち込みましたが、どちらも上昇しています。
これから来るEV化の流れに対して、レアメタルの生産量が追い付いていないことが予測されており、価格の上昇が続きそうです。バッテリーなどに使用されているレアメタルを再使用する社会の仕組みも必要となります。
全固体電池
①冷却が不要で小型 ②大容量貯蔵可能 ③耐久性が高い
現在、EVへ搭載する最強の電池として、全固体電池が開発されています。全固体電池は、上に書いた特徴の他、充電に時間がかかる時間を1/3へ削減できるとして注目されています。
全固体電池は日本企業が奮闘しています。トヨタ(7203)を始め、村田製作所(6981)やTDK(6762)があります。米国企業ではクアンタムスケープ(QS)が開発・製造しています。
充電スポット(QC)
EUはガソリンスタンドに充電スポットを設置する事が義務化されます。では、充電スポットの関連企業が伸びるのか?と言うと、難しいと考えています。
ブルームバーグの予想では、充電スタンドの設置数が増えるより、家庭内充電が主流になると言われています。
需要は限定されていますが、米国のEV設備メーカーではブリンク・チャージング(BLNK)があります。同社は米国においてEV用急速充電スタンドの所有・運営およびサービスに従事しています。
まとめ
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次の記事となります。EV企業の成長レベルについて解説しました。
米国乗用車の50%以上がSUVとピックアップトラックとなります。この車種でEVを展開するリビアンについて解説しました。
この記事の1つ目となります。EV市場の成長について解説しました。
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