株式投資

『元本割れ』が嬉しい!? “物価”の本質的な話

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こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ぜんきち
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米国はインフレしている中、我が国はデフレとなっています。それぞれの国で資産額はどうなるの?という疑問がある方へ向けて記事を書きました。

日本を除く、世界の各国でインフレが進行しています。

“インフレ”や”デフレ”は何となくのイメージでインフレは『お金の価値が減る』デフレは『お金の価値が上がる』という事だけで、理解を留めている方が多いかと思います。でも、これは物価について表面的な事しか切り取っていません。

本質を知ると、デフレの状況においては『元本割れ』を喜ぶことが出来ます

今回の記事では、“インフレ”“デフレ”の本質について理解を深めるために記載しました。

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Check Point
  • インフレでは、“名目資産”が増える事による『貨幣錯覚』が起きやすい
  • デフレでは、”名目資産”が増えなくても”実質資産”が増える
  • デフレを利用すれば節税効果』を享受できる
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世界の物価上昇率

日本と米国の物価

出典:IMF – World Economic Outlook Databases のデータ加工

日本と米国のインフレ率を表したチャートとなります。基本的にアメリカをアンダーパフォームしているのが日本となります。

“ITバブル”があった1999年から数年間、“リーマンショック”があった2008年にはインフレ率がマイナス状態。つまり、日本は大国の経済危機の影響を受けて、デフレとなります。

2021年には、アメリカが4%を超えるインフレとなりますが、日本はデフレとなっています。

2021年後半の物価

世界のCPI(消費者物価指数)を見ると、日本以外の国で上昇していることが分かります。

日本はCPIが減っています。しかし、PPI(生産者物価指数)については他国と同じように上昇しています。これによって推察できることについては別の記事で解説しています。

では、この“インフレ”“デフレ”について、数字を使って解説します。

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“インフレ”と”デフレ”

インフレ時とデフレ時の状況に置かれた、資産運用で増える資産を名目資産〔1〕
実際に物やサービスで消費する際の実質資産〔2〕をチャートで表しました。

このチャートから、驚くべき事が判明します。

〔1〕:純粋に持っている資産額。インフレ率を加味していない金額
〔2〕:インフレ率を加味した資産額

インフレの状況下

インフレチャートの説明

物価上昇率:2%
名目資産:2%(税引後1.6%)
実質資産:物価÷名目資産
※初年の物価を100として表しています。

このチャートは2%のインフラが持続した場合を表しています。資産運用で増加する名目資産は物価上昇率と同じ2%上昇としています。

注目ポイント

このチャートで注目すべきことは、名目資産増えているのにも関わらず、実質資産減っている事です。

分かりやすく言うと、資産が増加する もしくは、給与が上がっても、変わっていない事になります。

貨幣錯覚

具体的にいうと、数年後に昇進して給与が増えたとしても、お金を使う事によって得られるサービスが減るため、昇進前の給与と同じ生活水準しか出来ない事になります。

このように、実質資産が増えていないにも関わらず、過去と同じ評価をすることを『貨幣錯覚』と言います。

貨幣錯覚で怖いのが、“儲かった”と思っていても実際には儲かっていない事です。

デフレの状況下

デフレチャートの説明

物価上昇率:▲1%
名目資産:0.02%(税引後0.016%)
実質資産:物価÷名目資産
※初年の物価を100として表しています。

このチャートは▲1%のデフレが持続した場合を表しています。名目資産は銀行預金と同じ0.02%の上昇としています。

注目ポイント

このチャートで注目すべきことは、名目資産が変わっていないけど、実質資産が増えているです。

分かりやすく言うと、給与が同じでも、受けられる”サービス”や”物”が増える事になります。デフレは、資産運用で若干の損失があったとしても、実質資産へ視点を移すと増加になっている事があります。

嬉しい『元本割れ』

先述した、デフレのチャートから資産の額面で減少があっても、実質資産は増えているので、元本割れが起きたとしても、さほど気になりません。

難しく言えば、貨幣の名目価値は下がっても、実質価値が上がっているから、資産額としては上がっています。

さらに、デフレは他にも嬉しい効果もあります。

節税効果

株式の売買に伴う譲渡税は“名目資産”から算出されています。

賢い方は既に気付いているかと思いますが、デフレでは名目資産の増加した額よりも、実際に使用できる資産が増えています。実質資産を基準に考えると節税効果が大きくなります。

まとめ

  • インフレでは、“名目資産”が増える事による『貨幣錯覚』が起きやすい
  • デフレでは、”名目資産”が増えなくても”実質資産”が増える
  • デフレを利用すれば節税効果』を享受できる

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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!

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コメント

  1. Tochi より:

    言わんとしていることは(多分)分かりましたが、デフレって人のモチベーションに良くないように思えます。
    つまり、努力をして頑張っても給料が上がらないどころか下がるということでは、やる気なんてしないのが道理ですよね。

    インフレ税を程よく課しつつ、皆んなに頑張ってもらうのが国家運営としてはいいのかも知れませんね。政府債務も減りますし・・

    • ぜんきち ぜんきち より:

      当ブログを閲覧いただきありがとうございます!!
      Tochi様がおっしゃるように、デフレでいくら”実質資産”が変わらないとしても”名目資産”(給与)が減ったり、
      『お金を使わない方が資産が増加する』と思ったらモチベーションが上がりませんよね。

      給与が減額されないような職種へ転職出来た場合に、”名目資産”(給与)が保たれて、”実質資産”が増えてモチベが少しは保たれるのかな?
      でも、簡単に転職に踏み切れませんよね..

      そして、大多数の人は『貨幣錯覚』が強いことから、給与が保たれてもモチベーションは変わらないようにも想像できます..

      政府の狙いはインフレさせ、”実質資産”を減少させる事による政府債務減額です。
      巨額の政府債務がある日本は、ハイパーインフレが嬉しかったりしそうです。
      名目で税金も増えますからね..

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