こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

『テクニカル分析』ってなに?という疑問をお持ちの方へ向けて記事を書きました。
私は投資を初めて行う時に、一番成功している投資家であるウォーレン・バフェット氏の投資手法を学び、ファンダメンタル分析に注力してきました。
しかし、会社員でありながら兼業投資家である場合には、分析する時間が多く取れないことや、ファンダメンタルでは説明しきれない株価の動きが何度かありました。
ここで、テクニカル分析が登場となります。ファンダメンタル分析を主として取り組んでいる方はテクニカル分析について蔑ろにしがちですが、考え方を理解するとテクニカル分析の重要性にも気づきます。
今回はテクニカル分析のロジックについて解説します。
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テクニカル分析の根底
テクニカル分析は過去の『チャート』や『出来高』を見て、売買タイミングを計る手法です。テクニカル分析を主とする方の理論は、”株価は心理的な要素から構成されている”という事です。
つまり、利益を出すためには、他の投資家の行動を読むことだと考えています。
そして、チャートで表れているのが他の投資家の売買行動であり、それを分析すれば、他の投資家が将来どう売買するのかを知ることが出来るはず!!という考え方です。
投資家の習性
テクニカル分析では、投資家は自分の“ポジションに対して敏感”である。という事もこの分析には重要な前提条件となります。
例えば、購入した時から株価が1割下がった状態が続き、暫くして株価が購入した価格に戻った場合に投資家は売却する心理が働く傾向が強く、これにより『抵抗線』が出来ると言うロジックがあります。
これは”プロスペクト理論”の考え方と一致します。
株価は誰が決める?
テクニカル分析の『株価は投資家の心理を表している』という考え方は間違っていないと思います。例えば、株価を上げたいと思った場合に、現在より高い額で大漁の買い注文を出すと、株価は上昇します。
株価は投資家が現在より高い株価で買っても良いと感じれば上昇し、割高だと感じれば、買い手がつく価格まで下がっていきます。こういった”需要”と”供給”に近い物が株にも表れます。
チャート分析の不都合
テクニカル分析の基となるのが“過去のチャート”であり、過去の値動きが全てとなります。その正当性は『過去の売買が繰り返されるはずだ』という根拠に乏しい説明しか出来ない事です。
テクニカル分析における不利点がいくつかありますが、ここでは2つ挙げます。
1.投資判断が遅れる
過去のチャートが形成されるまで投資が出来ない。そのため、上場されて間もない企業であると分析出来ず投資対象となりません。
また、支持線や上昇トレンドになってからの投資となるため、出遅れる可能性が多く投資した時には天井なんてこともあります。
2.シグナル前の投資という矛盾
人はお金が絡むと、損したくないという思考が必ず働きます。
そのため、同じ手法が知れ渡り用いる人が増えると、チャートが形成される前に他の投資家を出し抜いて儲けようと”決済”がかさむことがあります。
すると、下落のシグナルが出る前に利確する事はかなわず、下落トレンドとなり損切りとなる事があります。
つまり、売買判断基準をズラさないと儲けることが叶わない事が生じます。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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