疑問がある方のために、記事を書きました。

IPOを予定しているStripeってどんな会社?という方のために記事を書きました。
2021年は大型IPOが多いと言われており、中でも注目されている「Stripe」を紹介します。
皆さんは、ストライプが日本でもサービスを展開していることをご存じでしょうか?同社はBtoBサービスのため知名度があまりありません。そのため、IPOがどれだけ大型案件か想定することが出来ません。
今回は、アメリカで未上場の今でも注目されているストライプについて解説します。
ストライプの基本データ
社 名 | Stripe, Inc. |
本 社 | アメリカ カリフォルニア州 サンフランシスコ |
ティッカー | No data |
セクター | Technology:情報技術(SaaS) |
創 立 | 2011年 |
上 場 | No data |
時価総額(USD) | No data |
Stripe創立まで
アイルランド出身の兄弟によって創立しました。兄パトリックはマサチューセッツ工科大学、弟ジョンはハーバード大学を中退後、2007年にオークトマティック(中古品販売を容易にするバックエンド技術会社)$500 Milで売却。
その後、兄弟はインターネットビジネスで最も難しい決済処理をどうするかという問題解決に向け『Stripe』を創立しました。

ティーンズで「Web決済ってむずくね?」って兄貴と議論できるなんて…
会社概要
Stripeはインターフェイスを用いて、オンライン決済を簡素することを実現しました。主に取り扱うのが、通信サイトやモバイルアプリ向けの決算処理ソフトや、アプリのプログラミングインターフェースを提供します。
Interfaceは直訳で、接点や境界面という意味があります。これを受けて、異なる2つの物を仲介する意味を持ちます。例えばユーザーインターフェース(UI)は人がコンピュータとアクセスする画面などを言います。
数100万の企業で使用され、120ヶ国での決済に対応しています。Stripeは取引毎に手数料を徴収するだけなので、シンプルでかつ、総コストは、他社よりも低くなります。
現在、非上場でありながら、$95 Bilと非上場ながら、市場から十分に期待されています。
Stripeは既存株主の保有分を放出し、投資家へ公開買い付けで株式を取得する機会を提供した際に、投資家の応募額は$4 Bilを超えました。しかし多くの既存株主は長期的に株が値上がりすると予想したため、実際に取引が成功したのは$1 Bilとなりました。
ビジネスモデル
Stripeはオンライン決済サービスの提供をして、決済毎の手数料で利益を出しています。
オンライン決済を必要とする企業が1からオンライン決済システムを構築するのは大変です。
そこで、自社でオンライン決済システムを導入できない企業に向け、オンライン決済を手軽に実装できるサービスを提供しました。
導入する際の魅力は決済時以外で、費用が発生しないというシンプルな料金プランで、決済時の手数料は他社と比べ割高ですが、総コストは他社より割安になります。
格安な料金プラン
Amazonの手数料は30%、Paypal、メルカリは10%と、Stripeの価格競争力についていけていないことが分かります。
Spike(スパイク)は10万円以下までは決済手数料無料となりますが、出金時に手数料が発生するため、Stripeの方が優位性があります。
Paypal(ペイパル)
≫決済手数料(決済金額によって異なります)
・3.6% + 40円(30万円未満)
・3.4% + 40円(100万円以下)
・3.2% + 40円(1000万円以下)
・2.9% + 40円(1000万円~)
≫出金手数料(出金金額によって異なります)
・5万円未満250円
・5万円以上0円
≫利用可能クレカ…VISA / Master/ JCB
≫サブスクリプション…◯
Spike(スパイク)
≫決済手数料…月10万円まで無料(超過分3.9%+30円)
≫出金手数料…500円
≫利用可能クレカ…VISA
≫サブスクリプション…✕
Stripe(ストライプ)
≫決済手数料…3.6%
≫出金手数料…0円
≫利用可能クレカ…VISA / Master/ JCB / AMEX / Diners
≫サブスクリプション…◯
決済サービス市場にはPaypalやSquareに続く、後続企業となります。
しかし、Stripeのサービスは固定費用が掛からず、決済時のみに費用が発生するためスタートアップ企業や中小企業に喜ばれ、シェアを拡大する事に成功しました。
また、決済システムの導入時もプログラミングコードも数行書くだけで可能なことも勝因の一つとなります。
ストライプのIPOについて
2021.9.7ストライプのIPOについて、まだ予定はありません。ただ、準備は着々と進んでいるようです。
未上場で推定時価総額が$95 Bilの企業は、イーロンマスク氏のスペースXを抑えて2位となります。
先にも書きましたが、未公開ながら既存株主の株を売却し、資金調達をしていることを考えると、次の手段としてIPOを選択しても不思議ではありません。
いずれにしても、Stripeの上場はアメリカ市場最大級のIPOとなることは間違いないでしょう。
まとめ
・スパイクは決済プラットフォームを提供
・導入が用意かつ固定費なし。そして決済手数料安いため、人気爆発。
・推定時価総額 $95 Bil であり超大型IPO案件となる
それでは、また!
関連記事
BNPLのプラットフォームを展開する、マルケタ(MQ)について解説をしています。
BNPLについて解説をしています。
Amazonと提携を発表して、急成長が見込めるアファームについて解説しました。
コメント