こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

恒大集団ってなに?簡単に要点だけしりたい!という方へ向けて記事を書きました。
中国不動産企業トップの『恒大集団』ってなに?デフォルトって??投資をし始めた方であると、分からない用語が多い経済の世界。
大体でいいから、ザックリ知りたいという方へ向けて、前回書いた記事を簡単解説します。
もし、詳しく知りたいと感じましたら、下に前回Upした記事を載せておきますので、ご参照ください。
今回の記事では
1.恒大集団とは
2.破綻の影響
3.何に注目していけば良いのか
この3つに分けて解説します。恒大集団とは
恒大集団とは
- 恒大集団は2020年度には売上高で中国不動産企業No.1
- 1996年に前身となる企業が創業されて一代でトップ企業となります
- 事業内容は不動産価格が高騰する中国都市部を中心に、自社の所有する株式や不動産を担保に、金融機関から積極的に資金を借り入れて物件を開発する、レバレッジ戦略で拡大しました
- 売上高は毎年成長するも、利益が年々減少しました
現在の株価
現在の株は2009年の新規公開株価4HKドルを下回り、2017年につけた最高値31.6HKドルから90%以上の暴落となります。
窮地に立たされた経緯
- 不動産価格の上昇に歯止めをかけるため、中国当局の締め付けを実施
- 銀行からの不動産会社への融資制限
- 北京市では、1世帯ごとの購入可能なマンション部屋数を2つに制限
債務について外貨建ての社債が7割
- 債務総額は約35兆円となり、資産総額に対する会社の純資金〔1〕は17.2%となります
- 負債総額の内、外貨建ての債券が70%あります
- 社債が全て『元』であれば、政府の救済で問題が大きくなっていませんでした
- 9月23日、29日に支払期限だった、外貨建て債券は今だ利払いがありません。(債務不履行〔2〕となるまでに30日間の猶予がある)
〔1〕…自己資本比率のこと
〔2〕…債権の発行元が破綻が原因で、元本の返済が不能となりかねない状況。発生すると、金融機関や投資家が資金を取り戻せなくなる。
破綻の影響
リーマンショックとなるのか
- リーマンショックは “リーマン・ブラザーズ” という『投資銀行』〔3〕が破綻したのに対し、恒大集団は『不動産企業』です。
- 不動産企業であれば、負債は不動産売却により、お金を作ることが出来る
〔3〕…証券会社に近い銀行
政府による救済
- 中国当局が動かない理由は『共同富裕』という格差是正の政策があるからです
- “富裕層” を守ることに繋がる救済は表立って出来ません
- 中国人民銀行〔4〕は2021.9.27、住宅市場にさらされている消費者を保護すると表明しました
- 中国人民銀行は恒大集団の調査に着手しています。
〔4〕…中国の中央銀行(日本の日銀)
何に注目していけば良いのか
- 中国の危機は限定的のため、世界の関心はアメリカへ向いています。
- 米国が抱えている問題はテーパリング、長期金利の動向、連邦債務上限の問題〔5〕があります。
〔5〕…アメリカ政府が国債発行が可能な上限のこと。引き上げられないと国債が発行できないため、債務不履行となります。(毎年繰り上げされているので今年も繰り上がると思います)
投資が不可能なのか?
- 中国への投資は『逆張り投資』となります。逆張り投資をする際は、長期保有を前提した買付となります。そのため、企業業績が良い企業へ投資する必要があります。
- 中国全体の指数はまだまだ、下落していく事が予想できます。そのため、アメリカ市場の影響はこれからも受けますが、既に底値感がある中国ハイテク指数へ目を向けて長期目線での投資の検討してもいいと考えています。
まとめ
- 恒大集団は中国不動産業でトップ企業
- 恒大集団の影響は世界経済へは限定的と予想できる
- FRBの政策や債務問題が市場に影響がでるニュースとなる
それでは、また!!
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