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ロイヤリティファーマ(RPRX)の分析

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薬の特許権シェア60%以上のロイヤリティファーマについて解説します。

あのウォーレン・バフェット氏が購入したとされる、ロイヤリティファーマ(RPRX)はバイオ医薬品業界のイノベーションに対し資金提供を行う米国企業です。

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ロイヤリティファーマ(RPRX)基本データ

社 名 Royalty Pharma plc
本 社 アメリカ ニューヨーク
ティッカー RPRX
セクター
Health Care:健康管理
創 立 1996年
上 場 2020年(NASDAQ)
時価総額(USD) 25.4 Bil(2021.11.22)

事業概要

ロイヤルティ・ファーマはその名の通り、ロイヤリティを収入源にしています。

何でロイヤリティを得るのかと言うと、バイオ医薬品に関する特許を購入し、それらをバイオテクノロジー企業や大手製薬会社へ販売することでロイヤルティの売却益を得ています。更に、新薬が市場で売却されることに対するロイヤリティも得ています。

市場シェアのロイヤリティ獲得は60%以上もあります。(2021)

新薬開発の問題

新薬を開発しているのは “製薬会社” を始め “大学” “病院” で行われていますが、医療技術の発達によって、新薬開発が年々難しくなり、研究開発費に莫大な資金が必要となっています。

そこで、大学や病院に潤沢な資金が無く、新薬がFDAの承認を受けるために3回の臨床試験が必要であったり、新薬の販売ノウハウを持ってい無いことから、新薬製造を断念する事があります。

ロイヤリティ・ファーマはFDAから承認を受けれる見込みが高い新薬を目利きで選び出し、資金を提供する事によりバイオ医療に関するイノベーションに寄与しています。

RPRXの武器
  • 新薬開発に関する『知識』『経験』
  • 資本提供
    “新薬開発”の資金提供や、バイオ企業の”M&A”資金提供
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ロイヤルティ・ファーマの業績

出典:マネックス証券 データ加工
四半期 売上高 $ Mil EPS
1Q 435 1.04
2Q 458 0.43
3Q 464 1.15
2019/12 457 0.73
1Q 501 0.08
2Q 511 0.09
3Q 538 0.79
2020/12 572 0.44
1Q 573 0.18
2Q 555 1.08
3Q 586 0.24
出典:マネックス証券 データ加工
CF($ Mil) 営業利益率 ROE ROA 営業CF 投資CF 財務CF 現金・現金等価物
フリーCF
2017/12 58.80% -% -% 1,418 -1,588 -123 1,382 1,418
2018/12 76.00% 30.70% 12.10% 1,618 303 -1,379 1,924 1,618
2019/12 144.60% 22.40% 10.00% 1,667 -2,116 -1,192 284 1,667
2020/12 75.20% 9.10% 3.50% 2,035 -2,759 1,487 1,009 2,035

ロイヤリティ・ファーマのビジネスと今後

ビジネスのリスク

新薬開発は研究に費用と時間をかけたとしても、薬として承認されるか分からない高リスクのビジネスです。そこに、これまでの“経験”から、承認され収益がある新薬に対して出資や承認までのノウハウを提供して、承認後のロイヤリティを得るビジネスは実はリスクの少ないビジネスです。

なぜかというと、薬は特許で20年間保護されます。

そのため、新薬の研究開発はリスクが高いですが、販売承認されれば特許有効な期間については障壁が高いビジネスとなるため、リスクが低いビジネスとなります。

参入障壁が高い

出典:Royalty Pharma

先述したように、製薬までに莫大な費用をかける必要がありますので、それだけインセンティブを認める必要があります。それが『特許権』となり、特許が有効な期間は障壁が高くなります。

ロイヤリティファーマはこの特許の中でも『稼げる薬』の特許権を獲得しています

“目利き”はもちろん、製薬業界に幅広い人脈がないと、そうした情報が集まりません。

製薬会社がライバル?

製薬会社にもノウハウがあるため、ロイヤリティファーマに取って代わる事ができそうです。

しかし、製薬会社は企業として研究開発の方に資金を投下していることもあり、実際には特許を買い取る現金が少なく投資資金に限界があります。

現実には製薬会社は特許権を買い取るより、現金欲しさに泣く泣く特許権を売却しています。それが現実ですので、製薬会社がライバルとなる可能性は低いです。

ロイヤリティファーマの実力

医薬品の市場は、専門性がある知識が必要です。ロイヤリティファーマは創業20年以上の知識と経験から、高い収益を上げるまでに至っております。

ロイヤリティファーマは現在、約50人の従業員しかいませんが(2021.11)従業員のほとんどが博士号を持つ精鋭が集まっています。

特許権の中には莫大な利益($1 Bil以上)を生む”ブロックバスター”〔1〕 と言われるの大ヒットの新薬があります。ロイヤリティファーマはこのブロックバスターが16(2021.11)ケースあます。これは大手製薬会社でも5~7ケースと言われていますが、これを大きく上回っています

次に、今後の特許権はどうかです。

現在、開発段階の製品の内、既に81%($6.3 Bil)の製品で承認済みとなっています。

出典:Royalty Pharma

〔1〕:画期的な薬効を持つ新薬で、その薬の疾患領域で他製品と比べ圧倒的な売り上げをあげる製品のこと。一部抜粋、「タイサブリ」「イムブルビカ」「ジャヌビア」「テックフィデラ」「リリカ」「レミケイド」「ヒュミラ」

ロイヤリティファーマの今後

これまで通り、有望な薬の目利きが出来れば、規模が拡大するに従い利益率は更に高まると予想できます。そして、参入障壁があり、20年以上の経験と知識そして、新薬開発企業とのパイプラインは簡単には崩れません。

しかし、いくら優れた特許を抱えていようが、特許権は20年と言う縛りがあります。例えば、稼ぐ柱となる特許が特定の疾患だけに偏っていたら、特許権が他社に取られてしまうと屋台骨が揺らぎます。

他にも、特許切れが一気に起こると、業績への影響は計り知れません。

分散されたポートフォリオ

出典:Royalty Pharma

収入源となる特許数が40製品と分散されていますので、安定した収入を生んでくれそうです。

分散のデメリットとしては、ハイパーグロースのように株が一気に2倍となる事がないということです。例えば、一つの分野で一点集中していれば、爆発的に増益して業績が良くなります。しかし、同社は疾患ごとに分散して特許をいるため、着実に伸びる手堅い企業だと言えそうです。

特許の期限切れは?

出典:Royalty Pharma

現在の平均権利年数は約13年あり、2021年においても3例が付かされています。2020年にIPOで得た資金もこれからの投資される事を考えると今後も特許権を取得し続ける資金体力は十分ありそうです。

まとめ

  • 20年以上の”経験” と “知識”で製薬業界へ精通している
  • 特許権のシェア60%以上を獲得している
  • 参入障壁が高い企業であり、バフェット銘柄である

共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!

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