こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

競争が起きやすい業界はどこ?競争が起きると業界はどうなるの?という疑問を持っている方へ向けて記事を書きました。
競争が起きやすい業界は、突如『広告費』が増加したり、新製品の開発で一気に売り上げが上昇したりして、業績の浮き沈みが激しいです。
他にはブランドが確立しにくく、心穏やかに安定した収益を生み出してくれると考えにくいです。
前回、“参入障壁” について7つの要素を解説しましたが、更に競争が起きにくい業界についても参入障壁があると言えます。
今回もマイケル・E・ポーターの著書した“競争の戦略”を参考にして、競争が起きやすい特徴を記載して、逆に競争が起きにくい業界を考えようと思い記事を書きました。
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競争が起きやすい業界
- 競争企業の数が多い
- 業界の成長力が遅い
- 付加価値あたりの固定費用が大きい
- 一時的な業界の過剰生産力に陥る
- 競争企業の多様性が著しい
- 撤退障壁がある
競争企業の数
同業者が多い業界であったり、同規模の会社が多い業界では “敵対行動” とその “防衛” が繰り返され資源を消費してしまいます。
逆に、いくつかの会社で寡占状態になれば、敵対行動は起きにくいです。
業界の成長力
業界の成長が遅い又は縮小しているのであれば、他社のシェアを奪おうとする動機が生まれやすくなります。
しかし、業界の成長が早ければ、他業社と協調したとしても、パイ拡大による同業社全体の利益向上につながります。
付加価値あたりの固定費用
『固定コスト』や『在庫コスト』の固定費用が高いと競争が行われやすいです。
固定コストが高いとは、損益分岐点が高い状態を言います。例えば、生産能力を高めるために機材の導入をしたら、コストが上昇に伴い損益分岐点が上昇します。
在庫コストが高いと、保管のための費用が多く発生したり、劣化すると廃棄する必要が生じます。例えば、アパレル業界であれば在庫が多くあっても、流行が変われば、その在庫は売り上げに繋がりません。
一時的な業界の過剰生産力
生産量が細かく調整できない業界の場合、供給過剰となりやすいです。
例えば、(需要:120)で(供給:100)の状態から、需要を取りに行くために供給量を増やす決断をしたとします。しかし、機材の導入で(供給:200)となった場合に供給過多となり、業界の消耗戦となりやすいです。
競争企業の多様性
各企業が自社の利益追求のため、様々な戦略を取るため、業界全体のパイは拡大せず、異質な戦略展開が可能な業界では競争が激化しやすいです。
例えば、“品質を高めたい企業” と “低価格の追及したい企業” があると、製品に大きな差が生じなければ、前社は中々価格を向上させるのが難しくなります。
撤退障壁
収益が見込めなくても、撤退を阻害する要因がある場合、いくら競争に負けた企業でも簡単になくならず、業界の過剰しているキャパが減りにくいです。
- 撤退コストが高額
固定費が高額で固定費(機材)に買い手がつかない - 政府の要請
生活インフラ企業 - 社会の要望
アフターサービスなどの提供を約束している - 他部門に不利な影響がある
ブランドイメージの失墜 - 感情障壁
撤退=失敗=失職
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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