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投資の前に知りたい『格付け』毎の債務不履行(デフォルト率)

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ぜんきち
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格付けってなに?
破綻リスクはどれくらい?

この疑問について記事を作成しました。

株式投資では、”格付け”を意識して投資を行う事はありませんが、「債券」へ投資する際に、信用力を表す格付けは重要な指標となります。

どういうこと?

債券の購入は、お金を発行体〔1〕へ貸し付けますので、破綻リスクを負って投資することになります。

〔1〕発行体とは:債券を発行する元のことで、国や政府そして企業が発行する債券があります。

借りる側の返済能力を表した『格付け評価』を確認する事で、簡単に投資判断が可能となります。

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評価毎の破綻率を参考にすると、個別債券へ適正なリスクで投資ができます。

この記事では、格付けの基本的事項から、格付け評価毎の破綻率を紹介します。

記事が、タメになったと思われたら、“SNS”“リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。

Check Point
  • 格付け評価一覧と債務履行について
  • 過去30年累積の債務不履行数
  • リーマンショック時の債務不履行
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格付け『会社』と『評価一覧表』

格付け会社は、企業独自の評価基準で格付けを行っており、日本においては金融庁に信用格付け会社として登録され、利益相反が起きていないか監督されています。

今回は中でも有名な格付け会社について紹介します。

格付け会社

世界で有名な格付け会社は3社あります。以下の三社が格付けビジネスの95%を占めています。

S&P(スタンダード&プアーズ)

1860年に設立されてから、150年以上の歴史ある信用格付け企業。日本では1985年よりサービスを始めました。

S&Pは米国を代表する株式指数「S&P500」を算出している機関です。S&P500についてはこちらで解説しています。

Moody’s(ムーディーズ)

1900年に設立され、S&Pと並んで世界2大格付け会社となります。

Fitch Ratings(フィッチ・レーティングス)

1913年に設立され、NYとロンドンに本拠地を置く格付け会社です。

日本の格付け会社

加工 – 2
R&I(格付投資情報センター)

1998年に設立された、日本最大手の格付け企業です。年金運用のコンサルや情報的強事業も行っております。

R&Iは公募債市場の格付けビジネスは80%を占め、ESG・SDGs分野においても高いプレゼンスを発揮する機関です。

JCI(日本格付研究所)

1985年に設立され、R&Iと並び日本を代表する格付け企業です。金融機関や流通関連企業における格付けビジネスでは70%以上を占めています。

JCIは日本国内の発行体のうち、60%以上を格付け評価しています。

なぜ、格付け評価をするのか

債券は、企業が「投資家」から直接お金を借りる手法の一つです。

出資を求める企業はなるべく支払う利息〔2〕を少なくして資金調達をしたいと考えていますので、銀行からの出資と比較して、債券の販売による資金調達を考えます。

その際に、「格付け企業」に評価を依頼すると、調達コストが明確になり資金調達の多様性が図れます。

〔2〕債券で享受できるインカムを「利金」といわれます。(株式では配当金)この記事ではわかりやすく、利息としています。

一方、投資家は格付け会社の調査が入っているので、企業分析の省力化に繋がります

  • 借入側は資金調達の多様化、出資先は企業評価の省力化

格付け評価一覧表

信用力が一番高い評価を「AAA」として最低を「D」にしています。

この評価に「+」「-」を加え21ランクで評価されます。

評価が高ければ、利率が低くても出資先が見つかります。逆に、信用力が低ければ利率が大きくないと債券の買い手がつきません。

それでは、次に「なぜBB以下は投機的格付けとなっているのか?」3について解説します。

3〕投機とは:機会に乗じて、利益を得ようとする行為のこと。概ね短期間での資金投入に用いられます。

過去の債務不履行

BB以下はなぜ投機的なの?

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破綻率が大きくなるからです

過去30年の破綻率〔4〕下の表をご覧ください。

〔4〕デフォルトとは:債務不履行のことで、借金が返済できない状態のことです。この記事ではイメージしやすいように「破綻」を用いています。

こちらは、Moody’sの格付け評価と破綻率です。

「AAA」であれば、10年後の破綻率が0.01%で、投資適格の最低となる「Baa」でも3.09%となり、破綻率は1万件に3件の確率しかありません。

一方、「Ba」となると12.22%と大きく上がっています。最低ランクの「C」では51.42%となります。

2件に1件以上が破綻…

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投機的格付けへの投資は注意が必要です

次に、大きな金融ショックの時はどうだったのか確認してみましょう。

  • 「BBから破綻率が2桁となる

リーマンショック時の破綻

過去に起きた株式市場の暴落は、”ITバブル”と”リーマンショック”があります。

こちらのチャートはR&Iが公開している格付け評価「A」から「BB」までの破綻率の推移です。

ITバブル期が破綻率が最も大きく、投資適格となる「A」は0.3%弱、「BBB」は1%強の破綻率となります。一方、投機的な「BB」においては3%程度でした。

「BB」以下の評価では、1990年代の世界的な景気後退期において最も破綻率が大きくなっております。

90年代 景気後退期
日本のバブルが崩壊し始めたころで、90年初めから株式、債券、円が値下がり、「トリプル安」と呼ばれました。一方、世界経済では西ヨーロッパが景気減速を始めました。

リーマンショックのような一部の金融機関による危機よりも、経済全体が減速していることが破綻する可能性を高めていることがわかります

破綻率は先述した10年の確率と比較して、暴落相場の破綻率は小さいことがわかります。

  • 暴落相場の破綻率は突出していない

世界主要国の国債の格付け

こちらの表はLet’s GOLDで掲載している表の一部です。

同じ国でも、格付け会社により評価が違うことがあり、表示されていない下位の国においては、債務不履行となった国もあります。

MEMO
・格付け会社により評価が異なります
・国債でも債務不履行となりました
2020債務不履行:アルゼンチン(48位)
2022債務不履行:ロシア(49位)
  • 格付け会社により評価が異なる

格付け記載箇所について

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実際に格付け記載箇所を見てみましょう

SBI証券での格付け評価箇所を説明します。

既発債の格付け
  • STEP1
    SBI証券へアクセス
    注意
    Web版での購入解説となります。

    リンクからSBI証券画面に切り替わります。

    リンクはこちらになります
    「ログインID」と「パスワード」を入力してログインします。

  • STEP2
    債券購入の画面

    1.「取引」をタップします。
    2.「外貨建債券」をタップします。

  • STEP3
    既発債

    「既発債」をタップします

    既発債とは
    既に発行されて市場に出回っている債券を「既発債」といいます。
  • STEP4
    格付け確認

    下へスクロールすると「国債」や「社債」が表示されます。

    (ちなみに、米国債は下の方にあります。)

    右下の「発行体格付」が格付けとなります。

    キャプチャの場合は2社の評価でS&Pは上から2番目の評価、Moody’sは最上位の評価となります。

    注意
    赤線を引いたところが『発行体』でこちらが、企業名であると社債になります。
    用語の説明
    ・ボンドとは:債券のこと
    ・トレジャリーとは米国財務省のことで、米国債のゼロクーポンの総称です。

まとめ

  • 格付け評価は、信用力を測る指標の一つ
  • 世界的な格付け会社は3社
  • 3社の占める格付けビジネスは95%以上

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格付け会社の闇

最後まで、ご覧いただきありがとうございます。ここまで見て頂いた方にだけ、『格付け』のダークな部分を解説します。

企業は、格付け評価が良くなれば、資金調達コストが下がるため、格付け評価を良くしたいと当然に思っています。

ぜんきち
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格付け会社のお客さまは?

と考えた時に、格付けを依頼する企業がお客さまとなります。

当然企業は、良い格付けを出す企業へ格付けをして欲しいと考えてしまいますので、企業へ厳しい評価を連発すると依頼が少なくなるのは当然です

すると、多少は甘く見ることも考えられます。それが、金融庁の監督で完全に防ぐのは困難だと思ってしまいます…

そのため、「格付け評価」は信用リスクを減らす参考以上となりません。

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