こんな お悩みがある方のために、記事を書きました。

コロナショック以降のQEから、今回のテーパリングは株価に対してどのような影響を与えるか不安だ
という方へ向けて記事を書きました。
、この記事は、コロナショックでのQE(QE4)の振り返りと、量的緩和終了するとどうなるか推察しました。
量的緩和について
量的緩和はデフレの脱却や景気を刺激することを目的として、中央銀行が市場に大量に資金を供給することです。
具体的には中央銀行が国債などを大量に買い入れることです。
Quantitative Easingの頭文字で、量的緩和を指します。
FRBの量的緩和と株価
FRBの量的緩和は現在進行形で行われております。
確認方法はFRBのホームページを確認するだけで済みます。
FRB:balance sheet
1M=1兆ドル
量的緩和⇒上昇
テーパリング⇒上昇角度が減少
緩和無し⇒横這い
金融引締⇒下降

コロナショック以降のFRBによる金融緩和
期間:2020年3月から継続中
内容:QE1×2倍+QE3
規模:2.9兆ドル+1,200億ドル/月
方法:MBS(不動産担保証券)及び米国債の購入

量的緩和の規模
FRBが買い入れを行ってから、僅か3ヶ月で2.9兆ドルの量的緩和が行われました。
これは、QE1(1.3兆ドル)の2倍以上となります。
QE4は、一時的に米国債を購入するのではなく
毎月定期的に“MBS”及び“米国債”を購入していきます。
規模は、MBS:400億$ 米国債:800億$の
計1,200憶ドルになります。
これは、QE3(850憶ドル/月)を上回る額となります。
株価の動き
QE1の時は効果が表れるまで五ヶ月間も株価が低迷しましたが
QE4においては効果が出るのに数日間しか低迷せず
株価はすぐに上昇していきました。
これは、QE1の反省を活かして、スピーディに行われたのが”良い効果”となり、株価の下落を長引かせない結果となりました。
(FOMC開催時期を前倒ししてまで、量的緩和を決定した)
2020年6月にFRBのB/Sが減少したときに、株価の調整が起きています。
量的緩和縮小時に予想される株価動向
前回の記事でQE3終了後の動きと同様な株価の動きになると推察できます。
具体的には、
1.テーパリングの影響はなし
2.1度目の利上げの時期に注視
3.”緩和が無し” or “QT”開始後、押し目買いに集中
となります。
テーパリングについて
現在、テーパリング時期が前倒しされるのではないか…と懸念され株価が不安定な時期が続いています。
この株価の動向から、仮にテーパリング時期が早まろうが、株価に織り込みされると考えられます。
そして、FOMCのメンバーの発言で株価が下落するということは、逆に”ハト派”の発言により上昇させることが出来ると考えられます。
そのため、株価にゆっくりとテーパリングの影響が織り込みされるはずです。
株価が下落する時
繰り返しになりますが株価が下落する時は
“緩和が無し” or “QT”開始後となります。
量的緩和の規模がこれまで以上に大きいことや
PERが以前として高値のため、
悪材料が出た時の動向はこれまで以上の動きとなりそうです。
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