政策・統計

最重要視される 個人消費指数(PCE)の解説

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こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ぜんきち
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“CPI”は聞いたことがあるけど“PCE”ってなに?“PCE”“CPI”なにが違うの?

という疑問を持っている方へ向けに記事を書きました。

毎月中旬に発表されるCPIよりも、FRBが物価上昇を測る上で最重要視している指数「PCE」はご存知でしょうか?

この指数は物価上昇を測る上でFRBが最重要視しております。
そのPCEが本日(2021.6.25)の日本時間21:30に発表されます。

今回はPCEの解説を中心にCPIとの違いについて記載します。

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PCE(個人消費支出)について

PCE(米国)

Personal Consumption Expendituresの頭文字から、PCEと呼ばれます。

米国の家計が消費した財やサービスを集計した経済指標で、米国商務省経済分析局より発表されます。インフレ率を加味するデフレータが重要視されます。

PCEデフレーターの計算式

PCEデフレーター 実質PCE ÷ 名目PCE

PCE(表)

 

PCE(Personal Consumption Expenditures)
公表機関 米国商務省経済分析局
発表日 毎月下旬
発表時間 8:30(NY時間)
発表内容 前月の個人消費支出
その他 コアPCEデフレータを重視している。
望ましい上限は1.5%~2%

 

PCEが注目される理由

1.米国GDPの構成要素として最大の指標

米国のGDPの7割は個人消費で占められており、GDPの構成要素として最大の指標となります。その7割の内、サービスと財で7:3で構成されています。

2.FRBが物価上昇率を測る際に重要視

FOMCの声明で、PCEコアデフレータの前年比2%上昇をインフレの長期的な目標水準にすることを表明しているからです。

PCEコアデフレータ

PCEデフレータから価格変動が大きいエネルギーや特に天候に左右されやすい食品を除いたもので、純粋な物価上昇を表すとされています。

なぜFRBが重要視するのか?

PCEがカバーする支出範囲はCPIよりも広く、インフレ率の指標としてはより包括的です。そのためFRBはCPIより信頼性があるPCEの方をインフレ率の指標としています。

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CPIとの違い

CPIとPCEの違い

CPI:固定ウエイト
PCE:連鎖ウエイト

どちらについても物価の動向を測る指標となっております。

しかし、調査対象となる”物”や指標自体の計算方法に違いがあります。

PCEの方が調査対象が広く、さらに低価格品への代替行動なども考慮されます。

例えば、米が値上がりしているので、代わりにパンを購入した場合が考えられます。PCEはこうした変化について調整をしています。

一方、CPIは対象品目が固定されているため例であげたケースでも、対象品目は変わらないため、PCEと比べて値が高くなる傾向があります

まとめ

FRBによるQTへの判断や、金利上昇の判断に、使われている重要な指数なため、予想と結果の乖離が激しいと、マーケット全体に影響がでます。

QTとは

Quantitative tighteningの略で量的引き締めのことを指します。(中央銀行のB/Sを縮小していくこと)

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