お金を稼ぐ考え方を知りたい方のために、記事を書きました。

お金を稼ぐ方の考え方全般について知りたい方へ向けて記事を書きました。
(今回は、株の話があんまり出て来ません。)
私は、2児の親です。かと言って、親らしいことが出来ているのかが分かりませんが、子供が沢山の事に対して興味を持ってくれるよう、色々な事を一緒に考えるように心がけています。
今回は、お金を稼ぐ考え方で『マイノリティ』が優位と言われていますが、文章化して、いずれ子供へ伝える時用の備忘録として記事にました。
記事が、タメになったと思われたら、“SNS” や “リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。
マイノリティの優位性
マイノリティとは「少数派」と訳されます。少数派にいることを心がければ、お金を有効に使用する事ができたり、お金を増やすことができます。簡単に言うと、『余っている物を安く購入して、不足している所へ売る』ということです。
物が余っている状態を“買い手市場”
物が不足している状態を“売り手市場”
と呼ばれます。
買い手市場とか売り手市場と聞いたら何となく、就職を思い浮かべます。
これは、”物” や “就職” に限った話ではなくて、全ての事に言えます。

売り手市場をイメージする時は、“オークション” や “セリ” をイメージすると考えやすいです。オークションは買い手が競い合って値段を付けます。
先の例では、買い手が多い場合でしたが、少数の買い手側に立つのは簡単な事です。例えば、今は難しいですが旅行に行くとしたら、連休ではなく平日に行くと消費側(買い手)が少ないので、マイノリティ側に立つことができます。
すると価格が安く同品質のサービス(宿泊料や交通費)を受けることが出来たり、価格は同じなのに品質の高いサービスが受けられたりします。
例えば、宿泊料金が安い平日ですと、観光地でも人が混み合っていないので、時間を有効に使う事ができます。(コロナ禍以前のディズニーランドを想像したらイメージしやすいです。)
買い手(消費側)では、多数側や少数側へ自在に変えることができますが、売り手(供給側)に立ち、買い手が多く、売り手が少ない市場に立つのは『情報』と『知恵』が必要となります。
都会と地方
都会は地方より、“家賃” が高く “家電” が安い。逆に、地方は “家賃” が安く “家電” が高い傾向があります。
都会の強みは人が多い事と、 “病院” “遊園地” “官庁”など様々な施設が集まってことです。人が多いとそれだけ、ビジネスチャンスが多くなります。そのため時間の価値が高くなります。また、様々な施設が密集しているため、都会に暮らす消費者側は時間を有効に使う事が出来ます。これが家賃が高くなる理由です。
一方、地方は都会と比べ人が少ないので、時間の価値が相対的に低いです。また、様々な施設が点在している地方ほど、”家賃” が安い傾向があります。
地方は売り手が少ないため、ある店で物価が上がったとしても、他の店が近くにないため購入先を選ぶことが出来ません。売り手側が「買わないなら、他でどうぞ」と言える強みがあります。
しかし、都会では売り手が多いため、品質で差別化できない商品ほど、苛烈な価格争いが繰り広げられ製品価格が下がります。
歪みの是正
これまで“地方”では、家電など品質で他店と差別化できない商品に対しても “高い価格” で商品を買う必要がありましたが、ネットを使えば安く購入できる時代が到来しました。
“都会” では、ネットで商品を買うより、実店舗の価格競争で安くなった商品を購入する方が、安価で購入する事が可能です。この商品価格の “歪み” を捉えて、お金を生み出すことができます。
例えば、”都会” でネットより安く商品を仕入れて、ネットで売り出します。商品が売れると、その差額分が儲けとなります。※買占めを行う行為は『転売ヤ―』と言われてしまいます。
この取引が行われることで、実店舗価格とネット市場での価格差の歪みが段々と解消していきます。
ちなみに、このような価格の均一化が国際規模で行われていく行為を『グローバル化』と呼ばれ価格の低価格化へ繋がったり、ブランドの確立されたりして高品質な商品が登場します。
アービトラージ(Arbitrage)
先ほどの商品の転売を “せどり” と言ったりします。こうした行為は金融取引でもあります。金融市場ではそうした差分に目を付けて儲ける取引を裁定取引(アービトラージ)と呼ばれています。
同じ品質で価格が安いものを選んだり、同じ価格でより高品質な物を選ぶのは、一種の『裁定取引』に他ならないのです。
金融の裁定取引
金融の裁定取引を簡単に言うと、『割安な物を買い、割高な物を売る取引』です。金銭価値以外の要素が排除されているので単純になります。
金融の裁定取引ではリスクが小さい取引から大きい取引まであります。
リスクが小さい取引程、利益が小さく、利益を享受できる期間が僅かです。どういうことかと言うと、新しい種類の金融商品が出た時は、初めの頃は参入する方が少ない状態なため、利益が生み出しやすいです。
しかし、期間が経つにつれ参入する方が増えることで、”歪みの是正”が早まります。このことから利益を生むことが難しくなります。具体的な例を挙げると “FX” や “暗号資産” における取引所間での “アービトラージ” が初期に流行りました。
他にも、同じような商品で裁定取引が可能です。例えば、現物資産と先物・オプションのデリバティブ資産の裁定取引です。通常であれば一定のルールによって決まっていますが、稀にそれを逸脱した価格がつくことがあります。その差を逃さず取引出来れば、安全にお金を作ることができます。
リスクの大きい取引になりますと、“個別株” や “指数” で普段は相関関係があるペアを見つけて、それが崩れた時に、過去の経験から、いずれ元に戻る動きを利用して、裁定取引を行うことがあります。
リスク | 方法 | 例 |
小 | 同じ物で価格が違うものを見つける |
・異なる市場の同じ銘柄
・ブローキング取引 |
中 | 同じ物なのに売り方が違う |
・現物とデリバティブ
・為替のクロスレート ・ストリップス債と利付債 |
中大 | 本商品と類似商品の価格差 |
・株と転換社債
・イールドカーブとボラティリティカーブなどの裁定 |
大 | 過去の経験と現在の動きの価格差 |
・米国株指数と先進国株指数の違い
|
その他の裁定取引
これまで説明した、金融取引以外でも裁定取引によって、利益を生み出すことが出来ます。
リーガル・アービトラージ
:法律の歪みを利用した取引
タックス・アービトラージ
:税制の歪みを利用した取引
人為的な影響が無い中でも、裁定取引が自然と生まれていますが、そこへ更に法律面や税制面で裁定取引が行える機会があります。その機会を察知するためには、『情報』と『知恵』が必要になります。
情報と知恵
お金持ちは、多少なりともマイノリティ側へいて、自分の資産を守ったり、自分の資本を優位に使う事が多いと感じております。自身もこのように動くためには、どうすれば良いのかと言うと、やはり『情報』と『知恵』が必要です。
情報とは、市場に何がどのような価格で取引されているのかを知る事です。知恵は、その価格が割高なのか、割安なのかを判断して、自分で高く売るプラットフォームがあるかを考えることです。
情報:市場価値を知る
知恵:価格の外れ値を発見し、それを利用する
日常的に市場価格を知るアンテナを立て、利益を生み出すことが出来るかを考える事が大切です。
外へ出れば溢れている情報を有益な物にするには、受け手の能力に託されています。ただ、何かを聞いただけでは収益を生み出すことが出来ません。
この記事も、ある人にとっては情報価値があるかもしれませんが、他の方にとっては価値が無いかもしれません。情報の価値は受け手に依存します。
正しい情報を知って、自分の置かれる立場を認識し、頭を使って考える事で、利益を生み出すことができます。現在の生活を変える意識があれば、生活ルーティーンを振り返り、日常生活や関わる人を少し変えることで何かを気付くきっかけになります。
安く買うのは悪か?
どちらにしても、価格の差が広がっている所には価格差を利用して儲ける人がいて、そういった方がいるため、市場価格が適正値へ段々と修正さていきます。
そもそも、商品を買うという事は買って欲しい人がいるという事です。後になって文句を言われても、買って欲しくなければ売らなければいいはずです。もし文句を言ってくる人がいたなら、その方は他にも何かと文句をつける人なのでしょう。そう思えばメンタルは保たれるはずです。
まとめ
関連記事
この他にも、お金を生み出す考え方として “商品” や “サービス” の細分化が有効です。
バフェットの幼少期について解説しました。どうやって投資の神様が育ったのでしょうか?