こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

米国 全世界へ手数料最安で投資したい!!と考えている方へ向けて記事を書きました。
投資信託を保有するだけで貰えるマイレージや、クレカ積立投資で行うポイント付与を加味して、総合的にコストが最安の一択を検証しました。
この記事が、全世界投資の“ETF” or “投資信託” どちらが優れているか現時点での解答となれば幸いです。
記事が、タメになったと思われたら、SNSやリンクで紹介して頂けると今後の励みになります。
比較商品の選択
米国の代表的なベンチマークは、『MSCIコクサイインデックス』『FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス』この二つがあります。この指数に連動する金融商品で選定します。
ETFの選抜
- VT
時価総額 約 $25.17 Bil(2021.11現在)
国内ETFの選抜
※国内ETFは時価総額が小さいから注意が必要です。
- 2559
時価総額 約101憶円(2021.11現在)
投資信託の選抜
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(以下 SBI 世界)
時価総額 約396憶円(2021.11現在)
※楽天で取扱い無し - eMAXI Slim 全世界株式(以下 Slim 世界)
時価総額 約322憶円(2021.11現在)
比較結果
配当金について
ETFと投資信託では、配当にかかる税額が大きく異なります。そのため、配当金について定義する必要があります。
- 『VT』
VTの2.41%(10年平均値)
※2010~2020平均値
信託手数料(経費率)比較
投資対象 | VT | 2559 | SBI 全世界 | Slim 全世界 |
種別 | ETF | 国内ETF | 投資信託 | 投資信託 |
信託報酬 (経費率) |
0.08% | 0.08% | 0.15% | 0.15% |
分配金コスト (配当金) |
約0.682%〔1〕 | 約0.49%〔2〕 | - | - |
外国 税額控除〔3〕 |
約0.192% 約0.096% |
- | - | - |
貸株 | 0.01% | 0.1% | ||
投信point〔4〕 (楽天) |
0% | 0.018~ 0.036%〔7〕 |
||
投信point〔5〕 (SBI) |
0.0242% | 0.0462% | ||
投信point〔6〕 (マネックス) |
– | – | 0% | 0.03% |
total (外国税 額控除分) |
0.656~ 0.56%〔8〕 |
0.47% | 0.126~ 0.15% |
0.1038~ 0.132% |
〔1〕:VTの10年平均 2.41% ✖ 28.28%
〔2〕:VTの10年平均 2.41% ✖ 20.315%
〔3〕:確定申告で申請する必要があり、所得額により控除される額が違うため、殆どの方が100%の控除は見込めない。
〔4〕:「ハッピープログラム」に登録が必要。商品により付与ポイントが異なり、10万円ごとに付与されます。
〔5〕:「投信マイレージサービス」商品により付与ポイントが異なりTポイントが付与されます。
〔6〕:「投信保有ポイントプログラム」商品により0.08%、0.03%と付与ポイントが異なります。
〔7〕:10万円毎にポイント額が計算されるため、幅があります。
〔8〕:外国税額控除額が50%適用~100%適用の値を表示しています。
楽天証券
SBI証券
マネックス証券
算出した経費率はあくまで、ETFと投資信託どちらにおいても、課税前の配当金額が同じ前提条件の上での計算結果となります。
意外にも、ETFよりも投信の方がコストが低くなりました。
配当金を再投資する手間も投資信託の場合はありません。
<その他費用とメリット>
この他にも、ETFを購入する際は『ドル転』コストが発生します。
一方、投資信託においては年間60万円の上限はありますが、現在クレジットカードで投信を購入するとクレカポイントが付与されます。
夫婦であれば年間120万円、月に10万円ほどありますので、殆どの方には十分だと思います。
懸念事項
資産形成は長期に渡り継続して行うものなので、投資環境が変わるなど、懸念事項もあります。
- 政策による環境変化
➡配当金への増税
➡外国税額控除の廃止 - 証券会社の制度改悪
➡投資信託保有ポイントの改悪
➡クレカポイントの廃止
比較結果(最安の1択)
“SBI証券” で購入する『eMAXI Slim 全世界株式 』が経費率が最安になりました。
懸念事項としては、SBI証券の制度改悪による、ポイント還元率の低下が起きる可能性があります。
購入口数
ETFの場合1~2万円最低購入資金が掛かります。投資信託の場合は100円から1円単位で購入できるため、配当金再投資の効率が良くなります。
まとめ
共に学んでいきましょう!それでは、また!!
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