こんな不安がある方のために、記事を書きました。

投資信託の仕組みがわからないちょっと怖い…と投資信託に気になっている方へ向けて記事を書きました。
昔から資産運用と言えば『投資信託』で、株式投資はどこかハードルが高い事がありました。
昔と比べて現在は、投資信託も多岐にわたる商品が発売されて、中には良い商品(長期にわたる資産形成向き)が沢山発売されました。
日本も国策による投資をオススメしています。
でも、「今まで貯金だけだったし…投資って不安」と感じる方が大半なのではないでしょうか?
私自身も初めて投資をするときは、不安でした。
今回の記事では
1.投資信託の仕組み<図解>
2.5つの特徴
3.投資信託とETF
この3つに分けて解説して、あなたの不安を解消できるよう丁寧に解説します。
投資信託の仕組み<図解>
私たちが証券会社(や銀行)を通して、投資信託を購入するとお金がファンド(運用会社)へ間接的に預けられ、投資の専門家が運用方針に基づいて、様々な企業などへ投資を行います。
私たちは、預け入れた資金から“手数料”(運用コスト)という形で報酬を支払います。

侮れない手数料
この”運用コスト”は信託報酬額と言われたりします。
この報酬額が『たった数%の手数料』だと思っていたら足元をすくわれてしまいます!!
下のキャプチャーは「マネープラザONLINE」から出典した物になります。5%の複利と3%の複利の差が2%の信託報酬を支払っていることになります。
<例>
・毎月3万円を20年間積立
・それぞれ、金利1%,3%,5%の複利計算

毎年5%の複利運用で20年後は1233.1万円、一方3%の場合は984.9万円とその差248.2万円もあります。
たった2%の信託報酬の違いで、約250万円もお金を支払う事になってしまいます。
では、一般的な手数料(信託報酬額)はどれだけなのかと気になると思います。基本的な信託報酬については別の記事を書いていますので、下に貼っておきます。
5つの特徴
次に投資信託の特徴について解説します。
- 少額取引:100円から投資可能な商品あり
- 分散投資:1口で5,000銘柄超へ投資可能
- 手間いらず:プロに運用を委託
- 高い透明性:毎年、運用報告書が開示される
- 法律整備:運用先と財産保管箇所が別
少額取引
投資信託の最大の特徴は少額から購入する事ができることです。
日本株を購入する時は、“単元株”といって購入する単位が決まっています。その株数なんと100株単位での購入が必要となります。
例えば、トヨタの株であれば、一株約1万円となりますので、最低でも100万円が必要となります。
一方、投資信託の場合は100円から購入する事が可能で、「楽天証券」であれば、ポイントで購入することもできますので、無理のない範囲から購入できます。
〔1〕:国によって単元株数は異なります。
〔2〕:1株から購入できますが、手数料が発生します。
分散投資
2つ目は、1口から分散効果が得られる事です。
投資信託は、数千社の「株」や「債券」そして「不動産」などの金融商品を世界中から集めた商品であり、1口購入するだけで、数千社へ投資する事ができます。
例えば、全世界に投資する商品であれば、構成する株の銘柄数は8,000株を超えます。
これだけ、投資先を分散すれば投資した資産が0円となる事は、人類が生きている以上ありえません。
〔3〕「FTSEグローバル・オールキャップ」の場合(2021.9時点)
手間いらず
3つ目は、資産運用へかける時間が不要ということです。
資産運用の専門家へお金を預けるため、投資信託を選べば他に考えることは何もいりません。
後は、『目論見書』に従って投資の専門家が資産を運用するだけです。私たち投資家は企業を分析したり、国の情勢を調べたりする必要がありません。
発行者や有価証券の内容などに関する説明が記載されている情報開示文書のことです。わかりやすく言うと、『投資対象の取扱説明書』のことで『交付目論見書』が読みやすく作られています。
高い透明性
4つ目は、監査報告書が義務づけられており、透明性の高い金融商品であるということです。
監査報告書は、投資信託の『請求目論見書』で確認できますし、投資信託の価格も、営業日であれば毎日公表されています。
法律整備
最後の特徴は、法律で資産が保護されていることです。
投資信託を購入すると、投資信託の預かりは受託会社(信託銀行)となります。そして、信託銀行は銀行自身の財産とは別に管理する事が法律で義務づけられています。
そのため、信託銀行が破綻した場合でも、資産に影響がありません 。
〔4〕:資産運用での元本保証ではありません。
投資信託とETF
投資信託以外に資産を運用の専門家に預ける方法があります。それを、『ETF』といいます。
投資信託との違いを簡単に言いますと、上場(ETF)か非上場(投資信託)の違いなので、この記事では “いとこ” みたいなものと思ってください。
※別の記事で違いについて記載します。
まとめ
- “信託報酬額”はたった数%で、支払う金額が大きく変わる
- 投資信託は少額で分散投資が出来て、投資家の資産も法律で保護されている。
- ETFという上場した投資信託もある。
それでは、また!!
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