こんな疑問を持っている方へ記事を書きました。

“シャープレシオ”ってなに?
“インフォメーションレシオ”??
この疑問を解決する記事を書きました。
資産運用の中で、投資信託を選択する時に
楽天証券の信託スーパーサーチを使ったら、トラッキングエラーやシャープレシオ(SR)、インフォメーションレシオ(IR)といった指数が記載されています。
“トラッキングエラー”については先日の記事を参照してください。
今回の記事は“インフォメーションレシオ”と“シャープレシオ”について解説と、その違いについて記載します。
どちらも投資効率に関係する指標となり、アクティブファンドへ投資をしている方や、これから投資を行う方へ向けて、重要な指数となります。
是非、最後まで見ていってください。
インフォメーションレシオとは?
Information ratio
“情報比”や”情報レシオ”などと呼ばれる場合があり、投資信託においての運用の成績を判断するための指標です。
アクティブファンドの成績を計るために用いられる指標の一つです。
IRの算出方法
IR = リターン平均値 ÷ TE
IR:インフォメーションレシオ
TE: ベンチマークに対する乖離率
リターン平均値:ファンドのリターン - ベンチマークのリターン
IRはファンド運用者がベンチマークと比較して、運用能力が高いか低いかを表しており、0.5以上の数字になると優れていると判断できます。
シャープレシオとは?
Sharpe ratio
リスクを取って投資をした時に、そのリスクを取らなかった場合と比べ、どれだけリターンが大きかったのかを示す指標。
SRの算出方法
SR =(平均収益率 - 安全資産の平均収益率)÷ TE
平均収益率:ファンドの平均リターン
安全資産:国債
TE: ベンチマークに対する乖離率
シャープレシオの値が大きいほど、リスクに対するリターンが大きいことを意味します。1.3を超えるとまずまずです。
例えば、リスクが同じであれば、リターンが大きいほどSRの値が大きくなります。逆にリターンが同じであれば、リスクが小さいほどSRの値が大きくなります。
シャープレシオとインフォメーションレシオの違い
どちらも投資のパフォーマンスを計る指数となります。投資信託によってはSRが高いのにIRが低い事があります。そのため違いを理解して最適な投資商品を選択しましょう。
簡単に書きますと
・SRは国債(安全資産)と比較した場合の運用成績
・IRはベンチマークと比較した場合の運用成績
となります。
株式など多くに用いられているのが、”シャープレシオ”となります。
注意点
こちらの指数は注意点もあります。
例えば、どの時期を選ぶかにによって数値が変わりますので、同じ時期で、さらに投資対象も同じとでなれば、正しい比較が出来ません。
他にも、運用成績がマイナス表記の場合は、リスクが大きいほど数値が大きくなります。