こんな疑問を持っている方へ記事を書きました。

皆さんは決算書から、企業の状態を読み取れていますでしょうか?本日は決算書&ファイナンスについての参考書ならぬ”教科書”についての書籍紹介をします。
皆さんは3つの財務諸表について理解していますか?
割引率と現在価値を理解していますか?
今回紹介する本はビジネスパーソンや投資家が、疑問を抱いている点を解決し、心のモヤモヤをスッキリさせる一冊になるに違いない書籍を紹介します。
私は、一般的なサラリーマンで財務諸表もチンプンカンプンでした。しかし、この書籍を読んで、簿記の知識が皆無の私でも、理解できました。
今まで、バランスシートやキャシュフロ―計算書について、目をつぶっていた方へも、ぜひ読んで欲しい良本となっております。
著者紹介
著者:西山 茂
早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール)教授。早稲田大学政治経済学部卒。ペンシルベニア大学ウォートンスクールMBA修了。監査法人トーマツ、(株)西山アソシエイツにて会計監査・企業買収支援・株式公開支援・企業研修などの業務を担当したのち、2002年より早稲田大学で教鞭をとり、2006年より現職。2010年から2011年にかけて米国スタンフォード大学 Visiting Professor。会計や財務といった数字をベースに理論と実務の両面から経営を考える授業やゼミを担当している。公認会計士であり、国内主要上場企業の監査役、取締役を歴任しています。
書籍の紹介
本書は“経理”や“財務の人”のような専門家でなくても、理解できるように『ざっくり』作られています。
詳細でなく『ざっくり』が本書の優れたところです。仮に専門書であると、3ページ目から熟睡となってしまいそうですが、本書は各項目ごとに小ストーリーが書かれている。ことと、実際の企業をベースにしたケースを掲載しているため、実用的でとても”わかりやすい”です。
そして、この1冊でアカウンティングとファイナンスをまとめて学べます。この本のアカウンティングは”簿記”というよりMBAで学ぶ、“企業経営に実践的な知識”となります。
Accountingは直訳すると、「会計・経理」を意味します。
本書の内容まとめ
- 専門家以外の人のために、経営に関係する重要な点に絞っている
- 財務会計8テーマ、ファイナンス8テーマ、管理会計6テーマを取り上げている。そして、各テーマ毎に、重要なポイントを箇所書きにしている。
- 実在する企業を紹介し、具体例を数多く取り上げている。
書籍の所感
ビジネスパーソンで、会社が示す数字(決算書)と現場が結びついている方はどのくらいいるだろうか?私は本書に出会うまでは、数字に対して待ったく意識していませんでした。
本書を読むことで、数字と現場を結びつけて、意思決定をすることができるため、数字が意味を持ち、現場で働く我々の意識も変わるものだと感じました。
昔は仕事を背中を見て覚えろ!と言われていましたが、 現代は教えてあげる時代に変わりました。本書を読むことでメンター&メンティ共に大変意味がある書籍だと感じます。
そして、全国民が投資家となる時代となることも時間の問題であることから、決算書を読む方が増えることが予想でき、多くの方が本書と巡りあって、決算書に対する苦手意識を克服して欲しいと切に願います。
本書で気になった部分を抜粋しました。
フリーキャッシュフローについて解説しました。
損益計算書(P/L)について解説しています。
貸借対照表(B/S)について解説しています。
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