新興国ってどうなの?という疑問を持っている方へ記事を書きました。

「新興国に投資したいけど、どこが有望かわからない」そんな方に向けて記事を書きました。
高いGDP成長率を誇る新興国に投資したいと考えた時に
マルっと一括に投資できるETFがあります。
それが、“VWO”です。
VWOで新興国一部に投資するのではなく、
有望な国だけを厳選して、投資ができたらどうでしょう?
有望な国だけ個別に投資したり、
あるいは、VWOの国別比率を上げるために
VWO+有望な国のETF
という投資方法も可能となります。
今回は新興国の中でも投資適格となりそうな
新興国のETFについて紹介します。
新興国の定義
ETFで投資を行うと、ファンドがリバランスを行ってくれます。
リバランスには良い、悪いがあります。
長期に渡りETFを保有すると、国の配分が変更されることが想像できます。
そのため、リバランスが行われた際に、対象になる国がどこか抑えて抑えておきたいポイントです。
新興国投資で抑えるべきポイント
GDP成長率、失業率の他にインフレ率、外貨準備高を確認する必要があります。そして、新興株へ投資する上で勘違いしてはいけないところは、GDP成長が直接株価へ反映しないという事です。他にも注意点がありますので、関連記事に貼っておきます。
2050年までの年平均GDP成長率(予想)

ベトナム、インド、バングラデシュをはじめとするアジアと、アフリカの成長率が高く予想されています。
GDPが高い⇒生産年齢人口が若い
という推察が出来ます。
他のリスクを考慮すると、
インド(IND)、フィリピン(PHL)、
ベトナム(VNM)、インドネシア(IDN)
そして 中国(CAN)
ナイジェリア(NGA)、南アフリカ(ZAF)、
エジプト(EGY)
私見ですが、有望な国をあげました。
中国やアフリカについて
中国は超長期というより、数年前からIT分野において成長が著しいです。
特にドローンや自動運転技術は事実上の共産党一党独裁による政治により、IT技術のトップランナーとも言えるでしょう。
中国が世界経済を牽引しつづけるのは既知の事実ですので、外せない国となります。
しかし、2050年には60歳以上が5億人となる中国人口の45%超が60歳以上となる超高齢化社会が予測されています。
アフリカ
新興国というより、未踏のフロンティアと言われる地域のため、発展していくのはアジアの次と思っており、ひ孫の代には世界の主役になりつつあると想像しています。
アフリカ中でも、ナイジェリアのGDP成長率が高く期待できます。
“虹の国”南アフリカは豊富な鉱物資源があります。
私見となりますが、米国株からコモディティ、新興国の10年が来ると予想していますので、株価の上昇が期待できます。
新興国の指標を確認(中国)
その新興国に投資が可能か判断するためには、前回の記事で記載した事項の確認が必要となります。
今回は一つの例として、中国の様々な指標を載せました。
中国の外貨準備高、インフレ率、失業率

中国の経常収支

中国は他の新興国と比べて、平均賃金が上がってくるため、経常収支が少しずつ減っていく事が予想されています。
2050年にはGDP2位のアメリカを引き離して成長を続けていく事や、人口が約14億人となるため、経常収支が悪化したとしても、内需で経済規模が大きいため影響は限定的です。
まとめ
- 新興国の中で注目されている地域はアジア
- 中でもインド、インドネシア、ベトナムが有力
- 成長と株価の上昇は別物
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新興国へ投資する際に注目すべきポイントを別の記事で記載しました。
新興国株は成長率に相関していないことを別の記事で記載しました。