こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

投資信託で手数料最安で米国へ投資したい!!と考えている方へ向けて記事を書きました。
近年、インデックス投資が流行して多くの投資家が米国株へ投資を行っております。
投資信託を使って毎月積立購入している方もいらっしゃるのではないでしょうか?この方法は、時間分散というリスク分散効果が期待できます。
でも、米国全体へ投資する方法といっても、今は良い投資信託が出てきたので選択肢がいくつかあります。
今回の記事では
1.投資信託の手数料
2.隠れコスト含みで比較
3.どうやって買い換えするのか?
この3つに分けて解説します。
投資信託の手数料
投資信託を使用する時に発生する手数料は大きく3つ存在します。
- 販売手数料:購入時発生する手数料
- 信託報酬:投資(運用管理費用)にかかる手数料
- 信託財産留保額:解約時に発生する手数料
販売手数料
1つ目は『販売手数料』です。これは、購入する時に発生する手数料で、購入額の数%を支払いします。積立投資の場合は毎回発生する手数料となります。
インデックス投資では、手数料が発生しない商品が増えています。販売会社によっては購入手数料が発生しない商品を『ノーロード』と呼ばれます。
信託報酬
2つ目は『信託報酬』です。これは、投資信託を運用管理する位置づけで支払いする費用で、保有し続ける限り払い続けることになります。『運用管理費用』とも呼ばれます。
私の考えでは、インデックス投資の場合、ベンチマークする指数に連動するように組み入れ銘柄を変更する必要がありますので、その管理を委託する手数料。
先物を取引対象にしている投資信託であれば、それなりに手数料は高くなるのが普通だと考えています。
扱う”純資産額”に応じて変動する商品もあります。例えば“純資産額”が増加すると、報酬額が減少する商品が一般的です。
信託財産留保額
3つ目は『信託財産留保額』です。これは、投資信託を解約する際に発生する手数料です。
運用会社は投資家が投資信託を解約したら、株を売却する必要があります。売却には手数料が発生しますので、この費用となります。
投資信託の種類で償還期間が設けられる商品があります。この場合、短期での頻繁に売買されると運用の安定性を保つことが難しくなります。それを抑えるために設定される場合があります。
インデックス投資の場合、償還期間が無期限なものが多く、信託財産留保額も無料な商品が数多く存在します。
『信託期間』とも呼ばれ、商品が販売されてから満期までの期間のこと。満期になれば現金化されます。
隠れコスト含みで比較
投資信託にかかる信託報酬額は、『交付目論見書』に書かれている手数料以外にも発生しています。
その隠れコストが書かれているレポートは、『運用報告書』となります。これを確認すると隠れコストがわかるので、現時点での隠れコスト込みの信託報酬額が分かります。
信託報酬額の他に発生する手数料のこと。主に『投資先ファンド管理費』『売買委託手数料』『有価証券取引税』『その他費用』があります。
信託報酬一覧票(隠れコスト込み)
一覧票に記載の商品は販売手数料・信託財産留保額は全て無料です。資産額は2021.9.17です。
投資対象 | 商品 | 目論見書(%) | 報酬額(%) | 資産額 (百万円) |
販売会社 |
S&P500 | eMAXI Slim 米国株式(S&P500) | 0.098 | 0.12 | 637,996 | 楽天・SBI etc.. |
全米 | 楽天VTI | 0.162 | 0.19 | 352,660 | 楽天のみ |
S&P500 | SBI・V・S&P500 | 0.0938 | 0.11 | 315,220 | SBIのみ |
全米 | SBI・V・全米株式 | 0.0938 | - | 23,212 | SBIのみ |
結論は『SBI・V・S&P500』が報酬額が一番少なくなりました。『SBI・V・全米株式』の運用報告書がまだ開示されていないため、全米(VT)での比較はできていませんが、『楽天VTI』を下回る手数料を出してくる見込みです。
“全米指数”と”S&P500指数”を比べた場合に”S&P500指数”の方が手数料が安くなる傾向が強いため、SBI(VT)の運用報告書が発表されたとしても、『SBI・V・S&P500』の最安は変わりません。
どうやって買い換えするのか?
私は買い換えする必要は無いと考えています。正確には毎月の積立買いを変更するという答えになります。
信託報酬の性質上保有するだけで手数料発生してしまいます。そのため、買い換えになると現在の積み立てた商品を解約して、新しい商品へ購入が必要になります。
そうする事で、利益確定時の譲渡税が発生(約20%)します。そして、報酬額も0.01%の違いで軽微な金額となるからです。(100万円であれば、100円です。)
それよりも、売却時の出口戦略を想定して、積立買付する商品を変更するのがベストではないかと考えています。
まとめ
- 投資信託手数料は3種類ある
- 『SBI・V・S&P500』の手数料が最安
- 買い換えせず、積立商品を変える
それでは、また!!
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