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止まらない円安!為替介入の効果

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こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

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日銀が行う為替介入の効果は?
為替介入の規模は?
為替介入はいつまで続くのか?

この疑問を解決する記事を書きました!

政府・日銀は2022.9.222022.10.22〔1〕約24年ぶりとなとなる、円買い/ドル売りの為替介入を行いました。

〔1〕:関係者の多数がコメント

9.22に行われた為替介入は、通称「黒田ライン」と言われる、145円まで円安が進行しました。

日銀金融政策決定会合の後であり、黒田総裁が利下げ継続を再度表明し、更なる円安が進行する観測が漂っていました

為替変動の材料が出尽くした後の「為替介入」がサプライズとなり一時140円と約5円程度、円高に振れました。

介入に使われた金額は2兆8,382憶円と、過去最大となります。

巨額のマネーが動いてる…

為替介入には「円買い」をする必要がありますので、この記事では、どこまで為替介入が行えるのか?そして、何をトリガーとして為替介入が行われるのかを考察します。

Check Point
  • 日本の『外貨準備高』推移
  • 為替介入の効果
  • 為替介入のトリガーについて
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『円買い』の為替介入は有限

為替介入とは財務省を主導とし、日銀による『円買い』を行うことです。

『円買い』を行うためには、まず、外貨資産である『外貨準備等』を取り崩をする必要があります。

つまり、外貨準備高が尽きれば為替介入は”打ち止め”となります。

  • 為替介入の上限は”外貨準備高

外貨準備高の取り崩し

出典:nippon.com

こちらのキャプチャーは至近の外貨準備高の取り崩し推移です。

2021年までは、日本政府の過去最大となる約1.4兆ドルとなりました。

ところが、2022年に入ると、その外貨準備高が大きく低下しています。

とりわけ、2022.9の減少額の大半は2022.9.22に実行された為替介入の大きさを表しており、その大きさを直観的で感じ取れます。

10月に行われた介入は、その規模が、まだ公表されていないものの、9月以上の金額が実施されたと見られています

為替介入された額は翌月に『外貨準備等の状況』として報告されます。

  • 9月の為替介入はインパクト大

外貨準備高の資産

次に、外貨準備の資産割合を見てみます。

出典:財務省資料を図示
資産区分 資産額(2022.9)
有価証券 $985,272 Mil
預金 $136,112 Mil
SDR $57,450 Mil
$45,470 Mil
その他 $13,752 Mil

外貨準備高の米国債(有価証券)は約80%を占めています。

為替介入を行おうとすると、米国債を売却する必要があります。

全ての米国債を売却すると約1兆ドルの米国債が市場に溢れますので、米国債の価格減少を引き起こします。

価格の減少が起きれば、米国金利が上昇を引き起こしますので、日米金利差が拡大します。

皮肉にも円安を止めるために、円安要因である米国長期金利の上昇を引き起こす事となります。

  • 為替介入前に米国債券を売り必須

米国債の取り崩し規模

9月と同様なインパクトを与える額を仮に、約$20Bil(約3兆円)とします。

この米国債取り崩し額は、FRBのQTが月あたり上限$60Bil となりますので、約1/3の規模となります。(2017のQTは$30Bil)

全ての外貨準備残となる、約$1,000Bil を為替介入に充てると、その規模は、QTが1年間分と同等規模となります。(月あたり米国債$60Bil、MBS $35Bil)

  • 4円程度の円高は約$20Bil
    (2022のQT:月に$60Bil)
    (2017のQT:月に$30Bil)

為替介入の効果

先述した事柄の他に、為替介入の効果が限定的では無いかと感じる理由が他にもあります。

円安の背景

別の記事に記載していますが、ファンダメンタルズを見ると『円安』色が強くなります。

そのため、いくら短期的に円高へ誘導しようとも時間の経過とともに円安に動きます

ファンダメンタルズ要因等
  • 金融政策の違いによる日米金利差の拡大
  • 貿易収支が赤字

投機筋の動き

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為替介入が始まると、投機筋の注目の的となりかねません。

これまで、徐々に円安に動いていたドル円チャートが、為替介入を行う事で意図時に大きな変動(円高)となります

そこで、今まで円の動きを気にしていなかった投機筋が、不自然な取引に気付いて、短時間に大きな円高が動けば、円売りに動きます

この売りは金融政策的な観点や、貿易収支が赤字である国の売りなため、容易に行いやすいです。

出典:Tradingster

現在の『円』ショートは緑のラインで、赤のラインまで上昇の余地がある事が伺えます。

これは、円売りする量を増やせる事を指しており、更なる円安を引き起こす可能性が高いと示しています。

逆に赤のラインを超えると、円売りのポジションを解消する動きがあるため、『円高』に動くことが予想できます。

  • 投機筋は簡単に『円売り』を行う

為替介入のトリガー

為替介入は日本の独断で実行する事はできません。

現在、ドル一強状態が続いており、日本を含め各国で外貨準備を取り崩し、ドル売りを行っております。

このドル売りは、ドル安を招きますので、インフレを撃退したい米国にとって好ましくありません

そのため、強引な為替介入を行うことは出来ません

では、どのタイミングで介入を行うのでしょうか?

  • 米国はインフレ退治でドル高好感

一定の為替水準

9.22に行われた為替介入では、「145円」という通称、黒田ラインを超えた時に行われ、10.22には「152円」に迫る勢いの時に介入が行われました。

為替介入が行われたのは一定水準以上の円安が起きた時に発生するのでしょうか?

その疑問を払拭するには、鈴木外務大臣のコメントから判断できます。

一定の変動率

9.22に行われた為替介入後に緊急記者会見で、鈴木外務大臣が「投機による変動を見過ごせない」と言及されています。

また、10.13のG20財務相会議終了後にも、「投機による過度な変動は容認できない」変動率に対応すると言明しています。

どれくらいの変動で為替介入が行われるのか?

投機筋に対する牽制となるため、具体的な数値は明らかに出来ません。

これまでに為替介入が行われたのではないか?と言われている時からトリガーとなる変動を考察すると、一日に2円以上変動が起きた時に、為替介入が行われていると推定できます。

  • 一日に2円以上変動が起きた時

変動率がトリガーである理由

G20財務相・中央銀行総裁会議やG7などの国際会議の合意として、『為替はファンダメンタルに沿って安定的に推移するのが重要』とあります。

為替介入の合意内容

円が変動相場制である以上、為替がファンダメンタルズ(経済の基礎条件)に沿って変動するのであれば何もすることはない。しかし、短期的に大きく変動する投機的な動きについては、為替介入でおかしな動きを抑制しても良い。

この意見に対し、G20の場で一定程度の理解を得ています。

  • 日本の為替介入に一定程度の理解

まとめ

  • 『外貨準備が尽きると為替介入ができなくなる
  • ファンダメンタル要因がある以上、介入効果は一時的
  • 変動率が大きくなれば、為替介入が行われる

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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!

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