こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

資産分散って意味あるの??という方へ向けて記事を書きました。
アメリカが今後も伸びていくので、アメリカ一本へ投資する!!と考えている方もいらっしゃると思います。私もアメリカが今後も成長していくと考えております。
しかし、アメリカのみへの投資より、よりリターンが高くなる方法があります。
それが、『資産分散』です。
分散投資をすると、リターンが減ってしまうという、認識をしている方がいらっしゃいましたら、今回の記事で分散でリターンを上げることも可能であると知識のアップデートに役立ててください。
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4つの分散投資について
分散投資については、別の記事で詳しく解説しています。関連記事に貼っておきますので、ご参照ください。
- 時間分散
- 資産分散
- 地域分散
- 通貨分散
資産分散の有効性
金は横這い
まずこちらのチャートを見てください。

株式は絶好調に上がっている。やっぱり株に投資が必要だ!!となりますが、今回は『金』に着目してください。
このチャートは“実質”トータルリターンとなります。この『実質』とは、インフレ率を考慮したという意味になります。
つまり、このチャートが示すのはインフレ率を除いたら金は200年間横這いであったという事を示しています。
金をアセットアロケーションに入れる
確かに、資産を『金』に全て変えてしまうと、リターンはチャートが示すようになります。
では、金をポートフォリオの数十%加えたらどうでしょうか?

青:米国株100%、赤:米国株80% 金20%のチャートです。
残念ですが、200年前からのバックテストは行えませんでしたが、1972年からのバックテストであれば、金を数十%入れたチャートの方が、リターンが大きく、暴落も小さくなります。
チャート的にも、基本的に株をアウトパフォームしていることが見て取れます。
リバランスの重要性
先ほどのチャートは年に1度のリバランス〔1〕を行っております。

リバランスの手間を怠ると、シャープレシオ〔2〕は株100%と変わらず、結局は株100%所有の方がリターンが大きくなります。
チャートを見ても、長期間に渡り株100%の方がアウトパフォームしています。
〔1〕:目標とする資産割合から逸脱している場合に、資産配分を調節すること。
〔2〕:リスクに見合うリターンがあるかを示す数値。大きい方が良い
株式100%か?分散か?
至近10年でどうだったのか?
超長期に渡り株式を保有するつもりで、どんな暴落が起こっても動じないという方は、株式を100%でも良いと思います。
この分散投資の効果が発揮するのは、株式が “不調” もしくは “横這い” となってしまい、他の資産の調子が良い時です。
これまでの10年間のように、株式が絶好調な時には株式のみの方がリターンが大きくなります。

分散は必要なのか?
例えばこの先20年間運用する予定で、株式市場が10年間不調になってしまったら、分散投資をしていた方がリターンが大きくなる可能性が高いです。
過去と比べ物にならないほど、各国の借金額が増大している背景があります。
その中でも、今から将来にかけて今後も株式が長期間に渡り不調となることが無いもしくは、どんな暴落が起きても超長期に渡り動じないという方は、株式100%の方がリターンが大きくなる可能性があります。
懸念が少しでもある方は、たった数%だけでも、分散の効果が出ますので、リバランスが面倒なところがありますが、検討しても良いと思います。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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