こんな悩みがある方のために、記事を書きました。

株式投資を始めてみたいけどなんか怖い…という方へ向けて記事を書きました。
投資を続けていくときに押さえておきたい投資の基本で、分散投資があります。この記事は投資中級者にも、今後の戦略を考える上で重要となります。
記事が、タメになったと思われたら、SNSやリンクで紹介して頂けると今後の励みになります。
- 時間分散
ドルコスト平均 - 資産分散
アセットアロケーション - 地域分散
先進国、新興国 - 通貨分散
ドル・ユーロ・元
時間分散
- 資金を複数分割して『購入』や『売却』する方法
- 積立投資も王道な分散投資となり、超長期でその効果を発揮する
時間分散は投資するタイミングを複数回にわける投資方法です。
株式やコモディティなどの特に値動きが激しい投資商品に対して、有効な方法で、高値掴みを避ける方法となります。
具体的には、資産の1/3を投資して、その後、数ヶ月様子を見て更に1/3を再度投資する、さらにその後に残りの資産を、というように時間を分けて投資する方法です。
ドルコスト平均法
投資するタイミングを計らず、毎月一定な金額を積立投資する方法はドルコスト平均法と呼ばれ、有名な分散方法です。
この方法は、超長期で投資を行う方にとって効果が大きいです。
資産分散(アセットアロケーション)
- 株式
- 債権
- 不動産
- 金
- 商品
- 暗号資産
etc..
昔からの分散
資産分散とは、“財産三分法”といって、財産は主に『有価証券』〔1〕『現金』『不動産』3つあります。
この3つに分けてリスク分散する方法が昔から言われております。
不動産については、借金というレバレッジをかけて投資する方法となります。そのため、門外漢では始めにくく、失敗したらそこで大きく躓いてしてしまいます。
〔1〕:株式・債券・手形・小切手などのこと、ここでは株式と債券をさしています。
近代の分散
昔と違い、現代は株式市場に様々な商品があります。そのため、株式市場で資産を分散する方が、流動性〔2〕が高くなります。
例えば、不動産であると、株式市場に上場している『REAT』が一つの選択肢となります。これは、現物とは違い、借金をする必要がありませんから、初心者でも簡単に始めることができます。
しかし、REATは現物である不動産と比べて流動性が高い分、価格変動が大きくなりがちです。
他にも、ETFとして『金』、『原油』などのコモディティについても株式市場で投資が可能となりました。
新しい資産として “ビットコイン” などの『暗号資産』についても数年前から注目され始め、アメリカでETFとして採用されるのも時間の問題となります。
〔2〕:現金化しやすい
地域分散
- 日本(先進国)
- 米国(先進国)
- 欧州(先進国)
- 中国(新興国)
- 南アジア(新興国)
- アフリカ(フロンティア)
地域分散は、その名の通り「地域」を分散させる投資方法です。
投資範囲を世界の地域毎に分けることで、ある地域が “天災” や “動乱” で資産に影響が生じても、別の地域で保有している投資のおかげで、大幅に資産の減少を軽減する効果があります。
北朝鮮が “長距離弾道ミサイル” を開発している時には、対アメリカの地政学的リスク〔3〕が上がって、株式市場にも影響がありました。
〔3〕:特定地域が抱える政治的、軍事的、社会的な緊張の高まりが、地理的な位置関係によって脅かされるリスク。例えば、北朝鮮がアメリカまで到達するミサイル開発をすると、直接攻撃が可能となるため、リスクが上がる。
通貨分散
- 日本のプレゼンスが低下
- ドル・ユーロの比率を高める必要がある
通貨分散のまとめは上に書いてある通りとなります。その結論となった背景には、世界の為替取引高とIMFの通貨割合となります。
為替取引高
投資する地域を分散でもある程度分散効果はあります。しかし、通貨を分散することで資産の守りが強固となります。
世界で最も流通している通貨は、USドルとなります。3年に1度、国際決済銀行(BIS)において、実施した為替出来高調査によると、下の図の通りです。

前回の調査(2016)と比較をしたら、日本のシェアが10.8%➡ 8.4%と大きく低下しています。それと比べ、“ドル” “ユーロ” “新興国通貨” はシェアを拡大しています。
IMF(SDR)の通貨割合
国際通貨機関(IMF)〔4〕の特別引出権(SDR)〔5〕についても、日本の通貨が占める割合が減ってきています。
詳しくはこちらの記事を参照ください。
〔4〕:加盟国が外貨不足に陥るといった国際収支上の問題に対応することを支援するための組織
〔5〕:国際準備資産のことで、5つの通貨(米ドル、ユーロ、中国人民元、日本円、英国ポンド)で構成されています
まとめ
地域分散は、世界で最も大きい株式市場であるアメリカからADRを使用する方法で投資する事も可能となります。しかし、通貨分散を考えた場合、その国の通貨で購入した方が分散効果は効率的に上がります。
例えば、中国の指数であれば、中国元で購入する。欧州の指数であれば、ユーロで購入する事で、通貨分散+地域分散が出来きます。
共に学んでいきましょう!それでは、また!!
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