こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

デリバティブって投資する必要あるの?と疑問を持っている方へ向けて記事を書きました。
投資未経験者や投資のポジションが少ない場合は、淡々とインデックスの積立を行う事でコアとなる資産を作ることができます。
しかし、投資をしてから暫く経ち、資産額が大きく、そして、利益が莫大になってくると、株式を売却した時に生じる税金が大きくなるため、容易に売却しにくくなります。
そんな時にデリバティブ投資を正しく行えると、これまで以上に資産を防衛する技術が増えます。
今回は、デリバティブ投資を学ぶメリットについて解説します。
記事が、タメになったと思われたら、“SNS” や “リンク” で紹介して頂けると今後の励みになります。
世界の人口成長率の鈍化
世界の人口は増加しており、それが今後数十年に渡り続きます。
全世界投資をする方の考え方に、「世界の人口は確実に今後も増加しつづけ、それに伴いGDPも着実に増加する」と言う考え方があります。
このキャプチャーをご覧ください。

確かに、数十年間において人口の増加は予測のように増加するのは確実だと思います。
しかし、2050年から人口の成長率が減少しているため、人口増加は緩やかになっています。
先に述べた理論のみで少々短絡的に仮説を立てると、「世界の人口増加は緩やかになるから、リターンも限定的になる」
つまり、これまで株式を積立投資するだけで、7~10%のリターンがあるような、投資手法は限界が来てしまう。
そのため、7~10%のリターンを狙う時には『他の投資戦略』が必要とされると推察できます。
(といっても、人口増加が緩やかになるのが30~40年以降となりますので老後になりそうですが…)
長期資産のヘッジ
長期資産形成のコアとして米国全米株などのインデックス投資をしている方が多いのではないかと考えています。
定期的に積み立てする『買い』一辺倒では、株価の暴落時にドルコスト平均法で定額で大量買いという、暴落時の対処方法は限定的となります。
これだと、投資戦術に『守り』しかなく、投資する上での弱点となります。

じゃあ、暴落前に売却するので良いんでね?
と言う考え方ができるのも資産の小さいうちでしかできません。
資産額が大きくなると、利益も大きくなります。すると売却時に発生する税金が20.315%発生しますので、資産形成の足枷になってしまうのが悩みの種です。
ところが、『空売り』や『オプション』など、デリバティブ取引の投資方法が身に付いていたらどうでしょうか?
市場が弱気ムードが漂っている時に、自分のコアとなる資産の保険(ヘッジ)として自分の資産を防衛する事も出来ます。
正に、『攻め』は最強の防御だ!!ってことでしょうか。
経済、社会的な知見が広がる
簡単すぎる人生に、生きる価値などない。
ソクラテス
株式の勉強は、そのままリターンに直結しないため、資産形成のための時間を削り、淡々と積立で購入のも、子育てなどで注力すべき事がある場合はありだと思います。
しかし、私は株式投資で『儲けたい』と思いが行動に繋がり、様々な事を調べたり分析する事は”楽しく”そして”有意義”なことだと思います。
株式投資を通して思考することは “社会” そして “世界” を知る事に繋がる良いきっかけだと思っています。
余談となりますが、私は常々『人間(人生)の楽しみは考える事』だと思っています。
インデックス投資は考えずに投資が出来る良い方法であり、私自身も行っている投資手法です。ですが、“企業分析” をして、個別株投資をすることを『楽しく』感じています。
暴落を察知してヘッジするのには、『世界経済の現状』を正しく知る努力が必要がです。それは、簡単ではありませんが、楽しく取り組めることだと考えています。
まとめ
共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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