こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

マイケル・E・ポーターってだれ?”競争戦略論”ってなに?という疑問を持っている方へ向けて記事を書きました。
前回の記事で、バフェット氏が好む “参入障壁” について記事を書きました。
この参入障壁を理解するのに、マイケル・E・ポーター氏が著書した『競争戦略論』を参考にすると理解がしやすくなります。
今回はマイケル・E・ポーターの著書した“競争戦略論”について他の要因から、投資家が勘案すべき事項にについて記事を書きました。
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マイケル・E・ポーターとは
現在(2021)、74歳となるマイケル・E・ポーター(Michael e. Porter)は、 1982年にハーバード大学の史上最年少の正教授となり、現在もハーバード大学の教授で活動しています。
同氏はアメリカを中心に世界各地で多くの国や企業の戦略アドバイザーを務め、『ファイブフォース分析』(5つの要因)や『バリュー・チェーン』(価値連鎖)など数多くの競争戦略手法を提唱しました。
ファイブフォース分析
【内的要因】
・買い手の交渉力
・供給企業の交渉力
・同業者の敵対関係
【外的要因】
・新規参入業者の脅威
・代替品の脅威
ファイブフォース分析とは、簡単に言うと企業が置かれている環境の事を言います。企業がファイブフォース分析を行う事で、業界の脅威を分析出来することができ、対処法を判断する事が可能となります。
ここでは『ファイブフォース』について、ザックリ解説します。
内的要因
買い手の交渉力
買い手(消費者)の力が強いと、売り側は値引きや追加サービスを要求され、収益が圧迫します。また、売り手より買い手の方が情報を得ている場合は買い手が優利となります。
- “売り手”より”買い手”の購買力が大きい(買い手側の集中化)
- 差別化できない製品
- 製品が買い手の需要を満たしていない
- 取引先を変えるコストが安い
- 買い手側が充分な情報を持つ
供給企業の交渉力
先述した、売り手側の方が強い場合となります。
- 業界が少数の”売り手”によって寡占状態
- 差別化できた製品
- 買い手業界が売り手側にとって重要でない
- 買い手側にとって重要な製品である
- 売り手側が充分な情報を持つ
同業者の敵対関係
同業者から見て、攻めやすいと感じられる。もしくは業界内で自社の地位を上げることが出来ると考えたら、新製品の登場・価格競争・広告合戦が起きます。
この競争には業界に恩恵をもたらすものもあれば、不毛な争いをもたらすものも存在します。こうした競争は業界の成熟化へ繋がったり、異業種からの参入を受けて変化します。
こちらについて詳しくは別の記事で記載していますので、関連記事にリンクを貼ります。
外的要因
新規参入業者の脅威
参入がしやすい業界かどうかは、7つの要素で決まります。そして、この要素の事を”参入障壁”を表しています。
“オマハの賢人”と言われるウォーレンバフェットが好む“参入障壁”を考える上で参考となります。詳細については関連記事にリンクを添付します。
代替品の脅威
代替品とは現在存在する製品と同じ性能を果たす別の製品の事です。
例えば、カメラの場合ですと、昔はフィルムカメラが主流でしたが、デジタルカメラ登場初期に画質が悪く普及しませんでしたが、次第にデジタルカメラの性能向上とフィルムの現像の煩わしさからデジタルカメラが主流となりました。
当時は、既存のフィルムメーカーがデジタルカメラへ転換を果たし一定のシェアを取ることができました。
現在は、スマホのカメラの性能が向上してきていますので、代替品の脅威は業界を一変させます。
投資家に必要な情報
投資家に必要な情報は『収益率が高い』か低いかです。これを計るために、『参入障壁』と『撤退障壁』の高低である程度分かるとされています。

大きな収益が見込める魅力がある業界は参入障壁、撤退障壁が共に高い状態を言います。業界によって、”儲けやすい業界”と”儲けにくい業界”があるのは確かで、我々投資家は、収益が見込める儲けやすい業界にBetすることで、利益を生み出すことが出来ます。
投資対象を考える時には、企業の分析だけでは無く、業界全体の環境についても調査、想像することで、的確に収益を見込める企業へ投資したり、環境変化が起こった時の売買行動が行えます。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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