こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

FRBの利上げ予想ってどうやってみるの?と疑問を持っている方へ向けて記事を書きました。
米国のニュースや経済情報を探ると、「次回のFOMCでは80%の確率で利上げ」とか市場予想について解説があります。
でも、この情報ってどこからなの?とか
この情報自分見れたら市場の動きを予想できるのでは?
と思ったことはありませんか??
今回は、CME FedWatch(Fedウォッチ)を使って金利の予測情報確認してみたいと思います。
ちなみに、サイトはこちらから飛べます。『CME FedWatch』
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cme fedwatchとは?
CME〔1〕 FedWatchでは、米国の「フェデラルファンド金利先物(FF金利先物)」の動きを基に政策金利を予想する仕組みとなっています。
FF金利先物は米政策金利の将来水準を想定して取引される”先物商品”となります。
そのため、FF金利先物 = FRB政策金利 と認識されています。
では、サイトを開いてみましょう
〔1〕:Chicago Mercantile Exchangeの頭文字で、日本語訳でシカゴ・マーカンタイル取引所となり、この取引所は数多くの『先物取引』を行っています。
CME FedWatchのメニュー
『CME FedWatch』 を開くと、『Target Rate』の画面が表示されます。この他のメニューについて解説します。

- Current:現在
- Compare:比較
- Probabilities:確率・可能性
- Historical:過去のデータ
- Download:エクセルダウンロード
- Prior Hikes: 過去の利上げ
- Chart:チャート
- Table:表チャート
Target Rate(目標レート)
サイトを開くと現在から近いFOMC会見後の金利予想が表示されます。この予想は市場が織り込んでいる予想となりますので、この値とかけ離れた議長声明があると、株価が急変動します。
それでは、2021の市場予想を見てみましょう
Current(現在)

1/25から26日にかけてFOMCが行われた後の金利予想がこちらになります。
開催日のタブ
上のタブがFOMC開催日となります。
(開催日の見方 「日 月 年」 )例「26 1 22」➡ 2022.1.26
予想
直近のFOMC後には95%の確率で、現在の0~0.25%で金利が動かないと予想しています。
3月のFOMC

現時点では、3月のFOMC後にも利上げが一回ある事を市場は予想しています。
2022最後のFOMC
12月までの金利は1.25~1.75%の予想と株式市場に5~7回分の利上げとなる予想がでると、株式市場は調整局面を迎えました。
この利上げ回数は、先月のFOMC議長会見後の3回の倍となる回数となります。この分の利上げを織り込もうとしてタントラムを起こしました。

Compare(比較)
過去に出した、予想金利と現在の予想金利を比較できます。比較できる期間は、前日・先週・前月となります。

Probabilities(確率・可能性)

先述した『目標レート』の早見表となります。
Dot Plot(分布図)
Chartはブルームバーグで良く見るチャートです。点(ドット)の一つをFOMCのメンバー一人としています。
赤の点はFF先物が示す年末の政策金利水準です。青い点はFOMC全体の予想から割り出される中央値です。

- 赤:FF金利先物の年末政策金利
- 青:FOMCメンバー全体の予想からなる中央値
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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