こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

米国投資家が好むチャートの形ってなに?という疑問をお持ちの方へ向けて記事を書きました。
海外の投資マネーが重要となります。それは、日本人は投資より貯蓄している額が大きいため、日本市場においても、海外投資家の動向が影響しています。
この事から、日本人が好んで使うチャート分析やインジケーターより、海外投資家が好むテクニカル分析を理解した方が、株で儲けるチャンスが広がります。
今回は株式市場で最大のマーケットとなる米国投資家が好むチャートについて解説します。
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カップウィズハンドル
Cup with handleは米国投資家が一番好きなチャートの形となります。このチャートと出来高が伴うと上昇確率が70~90%となる信頼性が極めて大きくなります。
なぜ上がりやすいのか?
その理由を端的に答えると、短期筋と機関投資家が入れ替わりが行われているからです。
個人投資家や短期投資で勝負するトレーダーは頻繁に利益確定を行います。そのため、ある程度上昇しても利益確定売りで株価が押し戻されてしまいます。
株価が上昇するために必要な事は長期保有のポジションが増える必要があります。機関投資家であれば、投資資金が大きいため、流動性の観点から簡単には利益確定しません。
そのため、株価が上昇するためには機関投資家の買いが必要不可欠となります。
カップの形成

1)カップウィズハンドルの始まりは、多くの投資家による利益確定による下落から始まります。この下落は、12~33%程度下げます。
2)その後、個人投資家や短期投機筋の売りを機関投資家が買い取りを始まるとカップの底が形成されます。
3)「売り」が枯れてくると機関投資家の買いだけ残るため上昇しだします。この上昇は前回の高値付近まで上がる必要があります。(高値より5~10%安値)
- 30%以上の上昇
- U字が形成で、カップの底は12~33%
- 前回の高値付近(5~10%)まで上がる必要がある
カップの部分は3~6ヶ月ほど期間が多くなります。最短でも7週間、最長でも65週間となる事が多くなります。
ハンドルの形成
4)直近に付けた最高に近づくと、売り損ねた“個人投資家の売り”や“ふるい落とし”が入るため、強気相場で8~12%、弱気相場で20~30%の下落が起きます。この時、10週移動平均線より上で、かつカップの上半分で出現します。出来高が少ない必要があります。(機関投資家が売ると多くなる)
5)個人投資家の売りが枯れた後に、本格的な上昇が始まります。(出来高が多くなる)
- 個人投資家の売りの下落(強気相場:8~12%、弱気相場:20~30%)
- 下落は10週移動平均線より上で、カップの上半分の必要あり
ハンドルの部分は2週間ほどの期間を有します。
提唱者
このチャートはウィリアム・オニールが発見した方法で、オニール氏が出している分厚い本で、より詳しく解説していますのでオススメします。
ヘッドアンドショルダー
ヘッド&ショルダーは日本では(三尊)と呼ばれるチャートパターンです。このチャートパターンは判別しやすいため多くの投資家により意識される強力なトレンド反転となります。
ヘッド&ショルダーの形成
中心が最も高く、左右に肩のように中心より低くトップが出来るのが特徴で、このチャートの形が人の頭と肩のシルエットに似ていることから、そう呼ばれています。このパターンはカウンターつまり、逆張りで威力を発揮します。

ヘッド&ショルダーは頭を形成する二つのボトムを結んだ線をネックラインとして、このラインを割る事で形が完成します。
ちなみに、このネックラインは斜めでも有効となります。このラインを割ると、ネックラインから頭までの変動幅分について下落の目標値と言われています。
出来高との関係
出来高は通常トレンド方向に従い増加していきますが、ヘッド&ショルダーの特徴は左肩の出来高を最高値として、この出来高を超えないところにあります。
逆ヘッド&ショルダー
先のヘッド&ショルダーの裏返しとなります。ネックラインを超えた時に一部を買いエントリーし、ネックラインが抵抗線から支持線へ変わった事を確認して追加の資金を投入するとコンサバティブな投資となります。

まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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