こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ベアトラップ?ブルトラップ??という方へ向けて記事を書きました。
ボラティリティが高い相場が続いています。こんな時に起きやすい事が、“Bull Trap” と “Bear Trap”です。
今回の記事は、2つの罠について解説します。
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ブルトラップとベアトラップ
“ブル”と”ベア”は想像通り、強気を指す“Bull”と弱気を指す“Bear”となります。
ブルマーケットとは明らかな定義はありませんが20%の上昇を指す強気市場となります。この相場は市場参加者が楽観的になっている状態で、長期的な上昇が続き投資家が市場に対して上昇する信頼が高まっているため、買いが更なる投資家の買いを呼びます。
ベアマーケットは先ほどのブルマーケットの逆で20%の下落を指す弱気市場となります。超長期での投資を前提とした投資家にとって絶好の買い場となります。
ブルトラップ(Bull Trap)とは

“強気の罠”とも言われ、利確が間に合わなければ塩付け状態となる事があります。
例えば、2021年のような大規模な上昇相場において、購入するタイミングを待っているとします。しかし、押し目〔1〕となる事がない状態がしばらく続いていき、これまで指を銜えてみている状態が続き、「自分だけ乗り遅れている」「早く買わねば」と心理的に焦りがでます。
そうした中、ようやく反落局面が起きます。すると自分を含め、他の投資家も買いが入ります。すると一旦は反発は見せますが、利益確定売りが入り結局戻されて反落します。
しかし、これまで相場に参加できなかったことから、損切りに踏み切れず含み損が増え続け、塩付け状態になります。
〔1〕:上げ相場で、株価が一時的に下がること。
ベアトラップ(Bear Trap)とは
弱気の罠と言われ、先述したブルトラップの逆となる大規模な下落相場で売りに乗り遅れる事です。FXでの『売り』ポジションや、『空売り』時に起きます。
この他にも、長期に渡る弱気相場が続いている中、下落するナイフを掴まなように、買いのチャンスを待っていたとします。
暫く下落が続いた後、反発が起きたとします。しかし、多少の反発では再度の下落が始まりそうで疑わしく感じ、上昇相場への転換したと判断できません。そうしている間に株価が上昇し、買いそびれてしまいます。
大口投資家の手口

大口投資家はブレイクアウト時の反対売買を仕掛け個人投資家から投資資金を巻き上げます。
ブレイクアウトとは、チャートの動きで、長いレンジ相場の高値(安値)のレジスタンスを抜けると、それがトレンドの転換点となり、一気に上昇(下落)とする事を言います。そして、その大きな上昇(下落)を狙って投資する投資家は多いです。
しかし、大口はそれを見逃さず、反対の売買を仕掛けてきます。しかも、大口投資家がブレイクアウトを演出する事もあり、大口投資家の餌食となりやすいです。
罠の回避
この罠に遭遇するもしくは、そもそも投資する時には長期投資なのか、それとも短期投資なのか、戦略を決める必要があります。
短期投資
ブルトラップやベアトラップの厄介な所は、事前に分からないという事です。短期投資であれば、”シナリオ”を複数立てて、『罠』にはまったとしても、投資前に立てたシナリオ通りに淡々と実行するトレードが必要です。
自分の目論見通り上昇が続けば良いトレードとなりますが、逆のシナリオで下落すると、投資前に立てたルールを守り逆指値で損失を確定させることが必要です。
長期投資
長期投資であれば必ず押し目〔1〕に買わなければならない事はありませんから、暫く”様子見”とするのも可能です。チャンスは何度もあります。
その他にも、個人投資家であれば、超長期で運用する事ができますから、ブルトラップのような罠は長期で見ると誤差に過ぎません。定期的に積立でインデックス指数を定期的に買い続けるのも良いでしょう。
- 投資前にシナリオを立て、シナリオ通りにトレードする
- 長期投資ではブルトラップは誤差である
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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