こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

バフェット氏がポートフォリオを組み替える時は具体的にどんな時?と疑問がある方へ向けて記事を書きました。
以前の記事でバフェット氏の投資手法について解説しました。
今回の記事では、バフェット氏が保有株を組み替える時はどんな時かを解説しました。
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バフェットの投資
バフェット氏の投資は、スノーボールを作る時のように、くっつき易い雪(企業)を見つけて、なるべく長い坂道を転がす手法です。
この『坂道の長さ』が保有する機関となります。
バフェット氏は、『株主還元が約束された期間』や資本投下の『利回りが高い時期』だけを切り取って投資する場合もあります。
今回の解説ではこのケースを除いて解説します。
バフェット銘柄から除外
バフェット銘柄の要は『消費者独占企業』であり、『参入障壁』が高い企業です。
バフェット銘柄だと思って所有した企業が、時代の流れにより変化を迎える時がポートフォリオ(以下、PF)を変えるタイミングとなります。
参入障壁の崩落
今まで市場を独占し、参入するには大きな弊害(堀)があった市場が、今までと異なるネットワークの発達により、根底から覆されることがあります。
例えば、これまで情報を得る手段として “新聞” や “TV” による情報媒体が主流でした。しかし、IT技術の発達により、誰でもインターネットへ接続できる機器を携帯しアクセスできる環境が整いました。
すると、人々はこれまで “新聞” や “雑誌”という『有料』で情報を得ていましたが、“Web” から『無料』で情報を得ることができます。
すると、“新聞購読数の減少” や “視聴率の減少” が起きて、広告単価が下がり業績に影響を及ぼしたり、広告主向けの情報媒体と化してしまいます。
他にも、TVで大多数へ向けて広告を流すより、ネットでターゲットを絞って広告を表示させる方が宣伝効果が上がります。
このようにして、これまで独占状態であった “新聞” や “TV” の地位が徐々に崩壊しています。
製品の多機能化
これまで、写真を撮るのは『デジカメ』、音楽を聴くのは『メディアプレイヤー』、道案内は『カーナビ』でしたが、スマートフォンの登場により様々な製品に取って代わりました。
バフェット銘柄は日用品などの『消耗品』も消費者独占企業としてポートフォリオへ組み入れられています。この消耗品に取って代わる『製品』が発売されたら、どうでしょうか?
例えば、自動洗浄の『お風呂』や『トイレ』の登場、そして洗剤のいらない『食洗器』です。これにより、使用する洗剤が減少したり、洗剤が完全に不要となる日が来たら、独占市場が崩壊します。
既に、TOTOでお風呂自動洗浄する製品が発売されていることを考えると、そんなに馬鹿げた話でもないです。
社会環境の変化
昔は、道端や屋内での禁煙がどこでも見られる光景でした。
しかし、タバコの発がん率の異常な高さが証明されると、世界的にタバコが除外されています。日本でも遅れながら、中規模以上の飲食店では喫煙コーナーが設置され、公共施設では全面禁煙が一般的となりました。
このように、社会環境が変化することがあります。
タバコの場合は依存性があり、利益の減少は顕著に表れていませんが、別の商品で同じことが起きたらどうでしょうか?
依存性が無い商品であれば、社会から一気に除外されてしまいます。
現在、『脱炭素社会』『カーボンニュートラル』という、世界的に大きな変化が起きています。これにより石炭企業や石油企業が超長期的には縮小されると予想できます。
参考書籍
バフェット氏の企業分析や銘柄選定については以下の書籍です。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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