こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

市場の大底ってどういう状態なの?と疑問を持っている方へ向けて記事を書きました。
現在、FRBの金融政策が金融緩和から引き締めに変わろうとしています。これから市場は利上げによって、これまでの投資環境と異なり、不安定な市場となります。
“利上げ” や “QT” が行われると、小さな悪材料でも株価が変動しやすくなります。
今回は、10年に一回程度起きるであろう暴落相場の大底について解説します。
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ベアマーケット
下落相場から“大底”へ向かう時は、業績の悪化が決算に表れ始めるなか、市場全体の環境が悪化していくのが各指標に顕在化した時です。
この時には、これまで損切りできず、株式を保有している投資家が自社の業績が長期間に渡り上向かないこと、そして保有する企業の倒産を懸念して保有株式を手放しだします。
この売りが一巡しない限り、売り持ちしている投資家がいなくなりません。
投資家の撤退
出来高が伴う売りが連日見られたら、投資家がリスクに敏感になり、投げ売りしていると想像できます。
売りが一巡すると、売り待ちしている投資家が無いくなりますので、売り圧力が無くなります。
株の低迷と、経済の不景気が長引くと、株式取引をしている投資家は稀になります。格言の「天井三日、底百日」とあるように、この低迷期は3年間続くこともあります。これだけの長期低迷すると、同僚の投資家に株の事を話すと「まだ投資やってるの?」と言われるようになり、TVでも株式市場についての“ニュース”や平積みされた“株式投資の本”が消えます。
しかし、低迷期が長ければ長いほど次の相場は強くなります。
無関心相場で大底を付ける
投資家達が株式市場に見向きもしていない時に、株式利回りが債券利回りを上回るようになります。そうして、騰落線〔1〕も徐々に増加に転じて株価が大底をむかえます。
この頃には、実態経済はまだ悪いため市場のポジティブなニュースはあまりありません。では、出来高が伴うのかと言うと、ほぼ横ばいが続きます。その理由は、相場に乗り遅れる事を心配するどころか投資から引退する投資家が多くなっているからです。
では、我々個人投資家はどういった事を底打ちの兆候にすればよいのかと言うと、『騰落株線』や『指数の配当利回り』を参考に長期で投資することが出来ます。配当利回りはインカムゲインの源泉になるだけでなく、市場の割安感を認識するツールとして使用できます。
株価の割安を計る指標として”PER”が参考になりそうですが、企業の業績が悪化しているため”EPS”低くなり、PERが跳ね上がります。リーマンショック時には『70』になりました。
(2022.2.4 予想PER 20.5)
- “株式利回り” > “債券利回り”
- 騰落株線が底打ち
- PERは跳ね上がり使い物にならない
〔1〕:騰落株線とは騰落線(A/D line)と言われ、上昇銘柄数-下落銘柄数を表した線となります。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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