こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

CPIの発表を受けて市場がどうなっていくのか不安な方へ向けて記事を書きました。
2022.2.10の日本時間22:30にCPIの結果が発表されました。結果はご存じの通り予想を0.2ポイント上回る7.5%となりました。そして、コアCPIについても0.1ポイント予想より高い6.0%でした。
これを受けて、米国2年債利回りが前日比で、16.5%上昇し、米国10年債利回りが2.0%を超えました。
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CPIの推移

予想 | 結果 | 前月比 | |
21.5 | 4.7 | 5 | 0.7 |
21.6 | 4.9 | 5.4 | 0.9 |
21.7 | 5.3 | 5.4 | 0.5 |
21.8 | 5.3 | 5.3 | 0.3 |
21.9 | 5.3 | 5.4 | 0.4 |
21.10 | 5.8 | 6.2 | 0.9 |
21.11 | 6.8 | 6.8 | 0.7 |
21.12 | 7 | 7 | 0.6 |
22.1 | 7.3 | 7.5 | 0.6 |
CPI(消費者物価指数)についてはこちらから
結果の詳細
総合CPIの予想7.3%に対し、結果7.5%。コアCPIについても予想5.9%に対し、結果6.0%となりました。
ちなみに、こちらの数字は前年同月比となります。FRBの目標金利2%と比べて進み過ぎるインフレ率である事が分かります。
- FRBが注視する”住居費”と”賃金”
住居費前月比で0.3%上昇。賃金が前月比で0.7%上昇 - オミクロン株で宿泊費が低下するも、他の物価は上昇
FRBが注視している項目
FRBは“住居費”と“賃金”について、しつこいインフレを起こすことから注視しています。
今回のCPIで発表された詳細に住居費つまり”家賃”がありまして、住居費についても上昇しており、前月比で0.3%上昇しています。ちなみに、米国では住居費がCPIの1/3を占めています。
前回の雇用統計に平均時給の前月比が発表されており、こちらについては0.7%の増加で、前年同月比で5.7%増となり、市場予想を上回りました。
FRBの新たな動き
このCPIの結果を受けて、連銀のブラード総裁は7月1日までに合計1ポイントの政策金利引き上げを支持すると、タカ派のコメントがありました。
この発言通りとなれば、7月までのFOMCは3月と5月の2度しかありませんから、どちらかで、0.5ポイントの利上げが必要となります。利上げを間に合わせるもう一つの方法としては、追加のFOMCが行われ、そこで利上げがある可能性があります。
- 7月までに政策金利を1%へ支持する
➡1回の利上げで0.5%上昇させる
➡緊急のFOMCで利上げの回数を増やす
Fedウォッチ
CPIやブラ―ド総裁の発言を受けて、市場関係者が予想する利上げペースが加速しました。

CPIが発表される前までは、3月のFOMC後に1回の利上げとなる0.25ポイント上昇でしたが、CPI発表後には0.5ポイントの上昇へ変わりました。
これを受けて、米国市場が下落し、米国10年債券利回り2.04%、米国2年債券利回りが1.58%となる16%も上昇しました。
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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