こんな疑問がある方のために、記事を書きました。

ぜんきち
今朝発表された、FOMC声明とパウエル議長会見について記事を書きました。
今朝行われた、FOMC声明とパウエル議長の会見は『タカ派』となりました。
その内容について、ポイントと今後注目していきたい指数についてまとめておきます。
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FOMC声明と議長会見
- 政策金利について
前回と変わらず、現時点では緩和が必要と見解で、政策金利を0~0.25%で維持する見解
金利の上昇幅が0.25%を0.5%とするか明言されず - インフレについて
労働賃金の上昇はインフレ圧力となるため、今後も注視していく。
高インフレは消費者の生活を苦しめる。 - 資産縮小(QT)について
政策金利を上昇させた後に実施する
市場が予測できる方法で急激なB/S縮小とならないように、『長期的』にB/S縮小させる
現在のFRBのB/Sは大きすぎるため、2018年より大きく削減する。実施ペースは少なくとも2回以上の議論で決定する。
FOMCについて
FRB理事7名+地区連銀総裁5名が議決権を持っている会合のことで、詳しくはこちらに記載しました。
FOMC声明文はこちらです。
同日にFRBがQT(B/S縮小)計画の原則を公開しました。
今回のFOMCまとめ
- 利上げについて
3月利上げの予告あり、利上げ幅の明言はない - インフレについて
インフレ圧力となる賃金上昇が継続しないか注視し、FOMC毎に利上げを議論していく - QTについて
資産縮小(QT)は利上げ後に開始。
QTの具体的な時期・ペースは未定であるが、予測可能な方法で徐々に行う(急激なB/S縮小とはならない)
注目ポイント
- 利上げの幅について、0.5%を否定する事が無かった。
➡2/17の議事録に利上げ幅について言及の可能性あり - 物価の上昇だけでなく、賃金の上昇も注視している。
➡CPI,PCEだけでなく、米国賃金上昇率にも注目する必要あり - QTについては慎重な姿勢を示す
➡市場とコミュニケーションをとって、少額で実施されてく
米国賃金についてはこちら
市場の動き

FOMC声明は市場予測通りでしたが、議長会見で不透明感があり株価が下落したと思われます。
注目指数のスケジュール
1/27:APPL決算
1/28:PCE発表(個人消費支出)
1/31:Google決算
2/1 :Facebook決算
2/4 :雇用統計
2/10:CPI発表(消費者物価指数)
2/15:PPI発表(生産者物価指数)
2/17:FOMC議事録
まとめ
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共に学んで豊かになりましょう!それでは、また!!
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