
ここ2日間の米国株について個人的な所感を書きました。
ここ2日の振り返り
finvizのヒートマップを見ると、各セクターで直観的に「上がった所」と「下がった所」が分かります。
以下のキャプチャーは2021.1.20 clauseの米国マーケットです。

1.20のキャプチャーは緑の上昇した箇所が所々に見えます。次に翌日金曜日のヒートマップを見てみましょう。
以下のキャプチャーは2021.1.21 clauseの米国マーケットです。

2022年始よりFANG系は下げが目立ってきています。米国の主要指数が下落する一方で、ある部分についてはプラスへ転換してきているのが見て取れます。finvizはスクロールボタンで一部を拡大する事も出来ます。

黄色の枠で囲った部分は “生活必需品” や “依存度の高い嗜好品” を囲っています。小売店のウォルマートやコストコはオミクロン株の流行から、消費者の買い込みで需要を先食いしたと見られやや売りが続いています。
ちなみに、Confectioは囲っていませんが “お菓子” ですから、マイルドドラックと言われる砂糖を多く使用していることからこちらも “依存度が高い” と見れます。
この部分が強くなっていることが分かります。
- Discount stores
ディスカウントストア - Household & Personal Products
家庭用品 - Tobacco
タバコ - Packaged Foods
包装紙 - Beverages-Non-alcoho
非アルコール飲料
生活必需品が強いという事
生活必需品が他のセクターより人気となる理由は、インフレでの価格転嫁をしやすい所にあります。例え、価格が上昇したとしても生きていくために購入せざるを得ません。
これは、『たばこ』が値上げをしても買い続けるのと同じです。
また、この業界は参入障壁が高く、寡占状態となり業界として成熟していますから、低PERです。
このような業界が多く買われることで指数を上昇させることとなっても、投資家がこぞって買いを入れることは有りません。
今ではハイテク企業の数社が指数を引っ張っていっていましたが、FRBの利上げ予想でPERの圧縮が起き始めたことで、この数社が、2022年は指数を押し下げることとなりそうです。
今後について
株式市場は不確定要素を特に嫌います。
前回、FRBは年内利上げを3回とアナウンスしていましたが、12月のCPIが7%だったことから、投資家では5~6回もあり得ると考えが先行しています。
1/26に行われるFOMCの議長会見で、明確な方針を示し株式市場を落ち着かせることが出来るかに注目したいです。
まとめ
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